ソウ | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『ソウ』

 

 

 

 

 

2004年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ジェームズ・ワン

 

脚本 リー・ワネル

 

撮影 デビッド・A・アームストロング

 

音楽 チャーリー・クロウザー

 

 

 

出演 ケイリー・エルヴィス/ダニー・グローバー/モニカ・ポッター/リー・ワネル/ケン・レオン/ディナ・メイヤー/ショウニー・スミス/トビン・ベル

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

恐怖の限界に挑む!ソリッド・シチュエーション・スリラー

 

密室で足を鎖でつながれた2人の男が直面する究極の選択と苦悩を描いたスリラー、全く先の読めないストーリー展開とスタイリッシュな映像は必見

 

ともにオーストラリア出身のジェームズ・ワン監督と主演のリー・ワネルはこの作品で一躍脚光を浴び、低予算での製作映画ながら全米2000館で公開

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

老朽化したバスルームで目を覚ました2人の男、ゴードンとアダム、彼らは対角線上にいて足首には鎖がはめられている、アダムがスイッチを入れると照明が点いた

 

 

外科医のゴードンは冷静に自分の置かれた状況を考え、若いアダムはこのわけのわからない状況に少し錯乱状態、2人の間には死体があった

 

 

2人のポケットには再生せよと書かれたカセットテープ、再生機は死体が握っている、アダムが手を伸ばして何とか再生機を手にしてテープを聴いてみた

 

 

それは「6時までに相手を殺すか、2人とも死ぬか」という内容だった、そして「ハートに従え」と、ハートの描かれているトイレのタンクの中にノコギリを見付けた

 

 

2人はそれで鎖を切ろうとするが無理だった、切るのは鎖ではなく足のようだ、ゴードンは犯人の目星が付いた、恐らくあの男だろう

 

 

タップ刑事は中国系の新米刑事シンと共に連続殺人鬼ジグソウを追っていた、奴の目的は命を粗末にしている人間にその命の大切さを教えると

 

その手段はメッセージとは裏腹に残虐なゲーム、そのゲームの中にターゲットを放り込むのだ、相手を殺すというよりは死に追い込む、それがジグソウのやり方だ

 

 

女検死官ケリーはジグソウの殺害現場で壁に空いた不審な覗き穴を見付け、ジグソウはターゲットを密室に閉じ込めて最前列で見るのが好きなようだ

 

その穴の近くに医療用ペンライトが発見され、持ち主であるゴードン医師が重要参考人として尋問、彼のアリバイは成立したが、隣の部屋ではジグソウのゲームに唯一生き残った女性アマンダの証言が始まっていた

 

麻薬中毒者の彼女は上下の顎にヘッドギア型の機械を仕掛けられ、時間内にゲームを終わらせないと上下に機械が開き顎を砕く、しかし彼女は見事に時間内に外す事が出来た、それ以来アマンダは薬を絶てた、ある意味ジグソウは恩人だと

 

 

ゴードンは自分を閉じ込めた犯人はジグソウだと確信し、ゴードンの妻と娘は今ジグソウの手の中にある、直接手を下さないジグソウとは一体何者なのか?、そして2人の運命は

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

初めて観た時は度肝抜かれましたよ、ソリッド・シチュエーション・スリラーなんて言葉は初めて聞きましたしね、最初はずっと地下室で展開されるのかと思いました

 

 

連続殺人鬼ジグソウは精巧な機械を作り完璧に人を殺します、すぐ殺すのではなく拉致してジグソウ自作の殺人機械の中に放り込むわけです

 

こんなのどうやっても死ぬしかないと思っていたのですが、唯一の生存者が現れます、彼女はトラバサミの逆で開く機械を顔に取り付けられたんです、ガバッと開くと上顎と下顎が大きく開かれて顔面崩壊です

 

 

その女性アマンダは他人の腹の中にある鍵を見付けて解除して助かるんです、それで命の尊さを知って薬物中毒から救われたんです、ジグソウは恩人だと、演じるのは「ブロブ/宇宙からの不明物体」のショウニー・スミス、ジェームズ・ワンが彼女のファンでダメもとでオファーしたらOKだったそうです

 

 

老朽化したバスルームで目を覚ました外科医のゴードンを演じるのはケイリー・エルヴィスで、連続殺人犯の容疑者にされるもゴードンは不倫をしていてなかなかアリバイを言い出せないでいるんです

 

 

なので家庭内でも妻のアリソンと口論が絶えないのです、でもゴードンは娘のダイアナを溺愛していて、2人がジグソウに拉致されたと知ると冷静ではいられないのです、アリソンを演じるのはモニカ・ポッター

 

 

もう一人のバスルームで目覚めた若者を演じるのはリー・ワネルで、本作の脚本も担当しています、覗きやパパラッチみたいな仕事をしている狡猾な性格です

 

 

連続殺人鬼ジグソウを追うのはタップ刑事と中国系のシン刑事、タップ刑事を演じるのは「リーサル・ウェポン」シリーズや「プレデター2」のダニー・グローバーで、シン刑事を演じるのはケン・レオン、そして女性調査官アリソンを演じるのは「スターシップ・トゥルーパーズ」のディナ・メイヤー

 

 

ゴードンは病院の患者のジョンに癌の診断を下し、眠っているジョンを笑うんです、それを見ていた雑役係のゼップが文句を言うも笑っているゴードン、ジョンを演じるのはトビン・ベル

 

しかしジグソウからの電話でゴードンはアダムが自分を知っているとアリソンから伝えられるんです、追及するとアダムはゴードンを尾行して盗撮、看護師との不倫も調査済み、依頼したのはタップ刑事だと

 

数人の登場人物が複雑に絡み合ってそれに微妙に時間軸も違っていてりして想像と違った展開となって練られた脚本が面白く、誰がジグソウなのかハラハラドキドキです

 

 

感謝を知らん連中に苛立ち、他人の苦痛を笑う奴らに怒る、ウンザリだと、ジグソウは怒って殺人を繰り返すのです、これがその後のシリーズの始まりになるとはね、ラストは驚愕でした

 

 

 

 

 

 

逃げる方法はある、その正解に届いた瞬間、究極の選択を見る!想像を絶するラストとは⁉ それが『ソウ』です。

 

 

 

 

 

かなりの低予算ですが全世界で1億ドル以上を記録しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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