セトウツミ | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『セトウツミ』

 

 

 

 

 

2016年 日本

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 大森立嗣

 

原作 此元和津也

 

撮影 高木風太

 

音楽 平本正宏

 

 

 

出演 池松壮亮/菅田将暉/中条あやみ/鈴木卓爾/成田瑛基/岡山天音/奥村勲/笠久美/牧口元美/宇野祥平

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

クスッと笑えてクセになる、瀬戸と内海が関西弁で無駄話

 

池松壮亮と菅田将暉のダブル主演で、此元和津也の人気漫画「セトウツミ」を実写映画化、「まほろ駅前多田便利軒」「さよなら渓谷」の大森立嗣監督がメガホンをとる

 

原作は、関西弁の男子高校生2人が放課後にまったりとしゃべるだけというシンプルな内容で、2人の繰り広げるシニカルな会話劇の面白さで人気コミック

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

関西のとある河原で高校生の瀬戸と内海は放課後にフライドポテトを食べながらおしゃべり、長いフライドポテトにこんなジャガイモがあるのかと疑問に思う瀬戸

 

 

そんな瀬戸に大学に行かないお前は楽だと内海、しかも大学に行けないのかと上から目線の内海にお前のその人を見下す態度が気に入らない

 

内海は自覚症状はないと言うが顔は笑っている、神妙な面持ちをしろと、瀬戸はうちの猫が余命わずかと医者に言われて好きなものを食べさせようと高級キャットフードや瀬戸のご飯より高いものを食べさせていた

 

 

父親は難色を示していたが仕方ないと思ったら猫はそれから2年も生きて、それが原因で今度、親が離婚すると話すと神妙な面持ちどころかやっぱり笑ってしまう内海

 

さっきからずっと立って河を見ているおっさんを見て、俺たちもいつかああなると悲観する2人、想像出来ないが1メートルだった頃の自分も今の自分を想像出来なかった

 

 

そこで内海は思い出したように背の高さを比べようと2人は立ち上がり背中を合わせたが、これはいったい誰が計るの?

 

 

瀬戸は子供の頃が一番楽しかった、夏祭りやクリスマス、それが年々楽しくなくなったと言うが、内海は大人になったら大人の楽しみが増えてくると言うと瀬戸は怖いわ、年取って老いて怖いわ、お前も怖いわ

 

そこに通り掛かった2人の高校のマドンナ樫村一期(いちご)、憧れの樫村を見て彼氏はいるのかと悶々とする瀬戸、しかし樫村は内海の事が気になっているが内海は樫村に興味がない

 

2人の将来は、樫村との三角関数の行方は?

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

中条あやみ結婚記念レビューとなりました、本作で初めて彼女を見たと思います、まあ記念レビューにしてはあまり出て来ないのですけどね

 

 

初めて見てこの子は誰だ?と思って調べると大阪府大阪市阿倍野区出身とは驚きでした、綺麗で背が高くてまさにモデル体型なのですが彼女の本名は中条あやみポーリンでハーフだったのね

 

大阪にこんな人がいるとは驚きでした、イイ女はみんな東京にいてると思ってましたから(笑)、でも彼女はやっぱり関西人で将来はハイヒールの弟子になりたいと言ってました

 

本作での彼女の役は瀬戸と内海の通う高校のマドンナ的存在の女子高生の樫村一期、瀬戸は彼女に憧れているのですが彼女は内海に興味があるのですが内海は樫村に興味なしなんです

 

 

内海を演じるのは池松壮亮で、塾通いのインテリな眼鏡なんですが凄く嫌味な奴で人を見下すような話し方をするのですが自覚はないんです

 

 

瀬戸を演じるのは菅田将暉で、元サッカー部で放課後が暇となったので塾までの時間潰しの内海と利害関係が一致したという事です

 

 

こんなのが映画化されるのかと思うほどの関西弁のくだらないおしゃべりが延々と続くのですが、これがまた関西のそこらへんの道端で行われている会話そのものです

 

瀬戸は樫村のメアドをやっとの思いでゲットして最初にどんなメールを送ろうか内海に相談、当たり障りないメールを送るも、誰ですか?の返信と内海に知らない人からメール着て怖いとメールが来るんです

 

 

バレンタインデーに何個チョコレートをもらったかの話しで内海は1個、瀬戸は3個で勝ったと大笑いするのですが内海はにやけた表情、瀬戸は誰からもらった?内海は答えません

 

競馬の話しをしていて瀬戸はその面白いレースを説明するのに馬を1匹と数えるんです、それがカエルを思い出すから1頭と言えと、1匹は狼までやとね

 

 

エピローグでは樫村一期の視点で描かれます、塾までの暇つぶしに私と過ごすのはどう?と積極的なのですが、内海は関心なしで遂には内海にゲイなのかと、女は相手にされなかったらそんな事を言わないと自尊心が保てないのかと言うとビンタ

 

 

内海は何もしない青春があってもいいやないかとね、一期一会を大切にしたい樫村は彼らも一期一会を大切にしている、ムカつくけど、こんなセリフで幕を閉じます

 

 

 

 

 

 

ケンカもしない、部活もしない、壁ドンもない、「喋る」だけの放課後 それが『セトウツミ』です。

 

 

 

 

 

ただただ会話劇でそれも関西弁でくだらない話し、こんな作品があってもいいじゃないですか。