春香秘伝 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『春香秘伝 The Servant』

 

 

 

 

 

2010年 韓国

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 キム・デウ

 

撮影 キム・ヨンミン

 

音楽 モク・ヨンジン

 

 

 

出演 キム・ジュヒョク/リュ・スンボム/チョ・ヨジョン/リュ・ヒョンギョン/オ・ダルス

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

韓国の古典恋愛小説「春香伝」を、美しくも官能的に描いた時代劇

 

韓国の古典恋愛小説「春香伝」を、美しくも官能的に描いた時代劇、監督は「スキャンダル」の脚本家であるキム・デウと美貌の官能女優のチョ・ヨジョン、韓国のエロス映画を代表する2人がタッグを組んだ話題作

 

貴族の息子と野生的な下男、身分の違う2人の愛の間で揺れる美しい芸妓のチュニャン、3人が織りなす愛と駆け引きが見どころ、チョ・ヨジョン、「妻が結婚した」のキム・ジュヒョク、「容赦しない」のリュ・スンボムが好演し、ヒットを記録

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

都きってのならず者と言われるイ・バンジャは娯楽小説家の大御所に伝記の依頼をする、そしてバンジャは過去を振り返った

 

 

この世界に入る前は使用人だった、30歳になるまで売り回され、ある屋敷の下男になった、その屋敷の居候であるマ老人と相部屋で暮らしていた

 

 

貴族の子息モンニョンに仕えたバンジャ、ある夜に清風閣のお嬢さまであるチュニャンの歌声に魅せられた、モンニョンはバンジャに一席設けるように命じる

 

 

チュニャンにその事を説明しているとモンニョンが現れてバンジャを殴り、使用人の無礼を詫びてお茶に誘う、そこに飲み屋街の男が現れてチュニャンを連れ出そうとモンニョンに無礼を働き、バンジャが叩き出した

 

 

その後、何とかモンニョンをチュニャンに会わせるべくバンジャはかつての稀代の遊び人のマ老人にまずは下女のヒャンダンを落とせと手解きを受けて何とか約束を取り付けた

 

 

滝を見に行くがそこでモンニョンはバンジャを蔑むが足を挫いたチュニャンをおぶって下山するバンジャ、モンニョンは下男など眼中にないと

 

 

バンジャはマ老人に女心を読む術を伝授してもらうよう頼む、マ老人はさわりだけ教えてくれた、モンニョンへの反発からチュニャンを誘い、バンジャを気になる存在にさせた

 

 

チュニャンはモンニョンに文を送り、マ老人は裏で手引きしている者がいると睨む、そこには絶世の美女といわれた妓生(キーセン)が手引きをしていたがバンジャの術を聞いてまさかと

 

チュニャンはモンニョンを誘うもじらすだけじらして何もさせなかった、そしてバンジャはマ老人から先に手に入れようと手解きを受けて夜這いを決行する

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

韓国では誰もが知る古典恋愛小説「春香伝」なのですが、それを娯楽小説家に書かせたのがバンジャだという事です、このバンジャは「春香伝」には登場しない模様です

 

小説家はバンジャとチュニャンの恋愛を書くと思っていたらバンジャは自分は登場させずにチュニャンとモンニョンの恋愛小説を書いて欲しいとね

 

下男としてモンニョンの屋敷の使用人となったバンジャを演じるのはキム・ジュヒョクで、顔も良くて腕っぷしも強いのです、後に米屋をして財を成すんです

 

 

モンニョンを演じるのは「復讐者に憐れみを」のリュ・スンボムで、見るからに嫌な奴って感じがします、大男に絡まれてもビビッてしまいバンジャが叩きのめすんです

 

 

もちろん下男なのですから身分も違うので下に見てもいいのですが、女の気を引く為に殴ったりするのはちょっとね、全編を通じて嫌な奴でしたよ

 

そんなモンニョンが一目惚れしたチュニャンを同じく一目惚れしたバンジャがモンニョンを出し抜いてやろうと画策するんです、これは勝った気分がしますね

 

 

チュニャンを演じるのはチョ・ヨジョンでもの凄く美しいです、チュニャンは清風閣というお酒を飲ませる店で歌や踊りを見せるんです、母親は妓生です

 

 

妓生(キーセン)とはお酒の席などで仕事をするコンパニオンのような存在でいいのかな?、他にも性的なサービスをするとも説明されています、ちょっと語弊があるかも

 

なので母親はチュニャンには良い所にお嫁に行って欲しいのです、なのでモンニョンへのアプローチを伝授します、それが男をじらす女の武器なのです

 

 

バンジャもかつての遊び人のマ老人から女を落とす術を伝授してもらいます、まずはチュニャンの下女のヒャンダンの股間を掴んで落とします、こんな簡単で良いの?(笑)

 

モンニョンをじらして一線は越えなかったのですが、マ老人から伝授されたバンジャはチュニャンにとって気になる存在となり、夜這いをしてセックスまで持ち込む事に成功

 

 

自分の主人よりも先にチュニャンと一線を越えたとなると気分が良いですよね、でもそれだけでは済まなくなり、モンニョンは科挙の試験を受ける事を知ってチュニャンはモンニョンとセックスして婚約者となるんです

 

 

チュニャンは自身の身分を上げたい願望があるのでバンジャではなくモンニョンなんです、首席で合格したモンニョンはチュニャンにある取引きをするんです、これがまたアレでね

 

 

マ老人の術を知ったチュニャンの母親とその妹はバンジャの事をまさかあの遊び人なのか?とね、かつてマ老人は自分を取り合った姉妹がいたとバンジャに説明をしているんです

 

 

 

 

 

韓国で最も有名な恋愛古典をキム・デウ監督が大胆にも再解釈した、美しくも過激な作品 それが『春香秘伝 The Servant』です。

 

 

 

 

 

韓国では誰も知る作品で何度も映画やドラマになった「春香伝」は日本の「忠臣蔵」に例えられるとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な続・裏237号室の『春香秘伝 The Servant』のレビューはこちらです。