『ペット・セメタリー』
1989年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 メアリー・ランバート
原作・脚本 スティーブン・キング
撮影 ピーター・スタイン
音楽 エリオット・ゴールデンサール
出演 デイル・ミッドキフ/フレッド・グウィン/デニース・クロスビー/ブレーズ・バーダール/ミコ・ヒューズ/ブラッド・グリーンクイスト
《解説》
日本を凍らせる…
ある小さな町のペット・セメタリーにまつわる伝説を描くホラー映画、監督は「シエスタ」のメアリー・ランバート、原作・脚本はスティーブン・キング
スティーブン・キング自身、気味が悪すぎるという理由で、完成から長い間出版しないでいたといういわくつきの原作を、映画化するならと、彼自身が脚本、やはり後味が悪すぎる
《物語》
メイン州の田舎町に家を購入した若い医師ルイスと妻レイチェル、娘のエリーとまだよちよち歩きの息子ゲイジの4人が引っ越して来た
広い庭にエリーは大喜び、エリーは庭から山の方に続く道を発見、しかし転んでしまって泣き出し、ルイスとレイチェルがエリーのところに向かった
目を離した間に大型トラックが走る道路に向かって歩き出すゲイジにレイチェルが気付き走り出すが大型トラックが迫り、向かいに住む老人ジャドがゲイジを抱き上げた、ジャドは道路に気を付けるようルイスとレイチェルに教え打ち解けた
次の日にジャドに裏の道を案内され、先にあるペットの墓地へみんなで出掛けた、道路のせいでたくさんのペットが死んだ、もちろんそれ以外のペットの墓もある
次の日にルイスは病院に初勤務で頭に大ケガをした青年ビクターが運び込まれ処置するも亡くなった、しかしビクターが突然目を覚ましてペットの墓地の奥には行くなと忠告
感謝祭でレイチェルと子供たちが実家へ向かい、1人留守番をするルイスにジャドから電話がありエリーの飼い猫のチャーチの死骸があると
エリーに何と説明しようか悩むルイスにジャドは良い方法がある、ペットの墓地の奥へと向かい山を越え、そこには不思議な場所があり、ミクマク族の埋葬地でここに埋めるようジャドはルイスに指示、ジャドは秘密にしろと
次の日にルイスがガレージでチャーチがいる事に驚いた、しかし首の傷はそのままでニオイは臭く、ルイスの頬をひっかくくらい凶暴になっている
ある日、ルイスたちはジャドを呼んで庭で食事、しかしルイスが目を離した隙にゲイジは道路に出てしまい大型トラックに轢かれて死んでしまう
ルイスはレイチェルとエリーを実家に行かせ、ゲイジをミクマク族の埋葬地に埋めると決め、ゲイジの墓を掘り起こしミクマク族の埋葬地にゲイジを埋めたのだが…
《感想》
そのミクマク族の埋葬地に埋めると蘇ってくるのです、でも以前とは違う姿で、「バトルランナー」のスティーブン・キング原作で、監督はメアリー・ランバート
スティーブン・キング原作の映像化って失敗作がかなり多くて佳作も少ないです、そんな中でも成功した数少ない映像化作品ではないでしょうか?
家の前に大きな道路があってそこを昼も夜も大型トラックが猛スピードで通り過ぎるんです、小さい子供やペットがいるなら柵が必要だと思うくらいです
主人公のルイスを演じるのはデイル・ミッドキフで医師で生死を見てきているだけに、生と死をこのペットの墓地の奥で何だか区別がなくなってしまったようです
妻のレイチェルを演じるのはデニース・クロスビーで、幼い頃に脊髄の病気を患う姉がいて両親は部屋に閉じ込めていたんです、その世話をレイチェルもする事があって怖かったんです
脊髄の病気で動く事もままならない姉を怪物のように見えて死んでくれたらと思うようになって実際に死んだ時は悲しい顔の合間に笑顔も出てしまったとルイスに打ち明けるんです、そんな事もあってルイスはレイチェルの両親と不仲なんです
向かいに住むジャドを演じるのはフレッド・グウィンで彼も子供の頃にペットの犬を蘇らせて2度死なせているんです、2回目はペットの墓地に埋葬
ルイスは猫のチャーチが死んで悲しむエリーの顔を見たくなくて何と言おうか悩んでいるとジャドがミクマク族の埋葬地に連れて行きます、メチャメチャ山を越えるんです
蘇ったチャーチは折れた首の傷からニオイがしてそれに凶暴になってるんです、エリーが悲しむよりはましだと思いましょう、動物くらいだったらまだ良かったんです
よちよち歩きのゲイブが大型トラックに轢かれてしまうんです、このシーンはものすごく観るのが辛いくらいのシーンです、あんな子供が死んでしまうなんてね
この頃から幽霊のビクターがペットの墓地の奥には行くなと忠告、彼はエリーの夢にも登場してそれを聞いたレイチェルもビクターに誘導されるように実家からルイスの元に戻るんです
しかしそこには蘇ったゲイジがいてレイチェルは涙を流して抱き締めるんです、このゲイジの可愛いこと!、しかしゲイジは以前のゲイジではないんです
ゲイジで失敗したのにルイスはレイチェルもミクマク族の埋葬地に埋めるのです、蘇ってきたレイチェルはもちろん以前のレイチェルではありません、とにかく後味の悪い悲しいホラーでしたね
ただエンディングテーマにラモーンズのロックな曲が流れるのは余韻とかが台無しな雰囲気ですが、これはスティーブン・キングの希望だったようです、ちなみに神父の役でスティーブン・キングが出演しています
泣きたくなるほど悲しく怖い それが『ペット・セメタリー』です。
「ターミネーター2」のエドワード・ファーロング主演で続編がありますが興行的にも評価も大失敗作です。

























