私は「うつ依存症」の女 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『私は「うつ依存症」の女』

 

 

 

 

 

2001年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 エーリク・ショルビャルグ

 

原作 エリザベス・ワーツェル

 

脚本 ガルト・ニーダーホッファー/フランク・ディージー/ラリー・グロス

 

撮影 アーリング・サーマン・アンダーソン

 

 

 

出演 クリスティーナ・リッチ/ジェイソン・ビッグス/アン・ヘッシュ/ミシェル・ウィリアムズ/ジョナサン・リース・マイヤーズ/ジェシカ・ラング/ルー・リード

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

彼女の日常が「うつ」の霧に包まれていく

 

音楽ライターとしてそのキャリアをスタートさせた作家エリザベス・ワーツェルのベストセラー自伝的小説に基づき、うつ病を持つ少女のスキャンダラスな生活を正面から描いた作品

 

主演は「アダムス・ファミリー」で存在感をアピールし、「バッファロー'66」などで大人の女優としてスクリーンに強い印象を残したクリスティーナ・リッチ

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

過去へ遡る、私が2歳になる前に両親は離婚した、それ以来、父は私の生活から消え母が執拗に関わってきた、自分の失敗を私で償う為だ

 

 

ある晩、私に初潮が来ると母は「これであなたも終わり、面倒の始まりよ」と言った、まさにその通りで私の事で両親は酷く争い、父は家を出た

 

電話番号も書置きも残さずに私がティーン雑誌に家族の事を書くと編集者は質問を浴びせてきた、「お父さんは戻ってくる?幸せな結末?」現実とは違うが彼らの望むものを書いた

 

 

教育熱心な母の元で育ったリジーはハーバード大学に入学する事になった、寮に入りリジーの荷物を運んでくれた男性に母はリジーに意見を聞きに来る、再婚相手にもってこいだと

 

母が男を選ぶ際、私に助言を求めなかったのは父だけ、リジーは学校生活に馴染めず同級生からは変わり者扱いされた、ルームメイトのルビー以外は

 

 

ルビーはリジーの両親の事を書いた文は素晴らしかった、文章は衝撃的、両親の嘘と恐ろしいまでの真実、更に父親との再会と和解、感動したと

 

リジーはルビーにこれからは何でもしたい放題、知的な美女を目指しましょう、暗く華やかでセクシーに、ルビーはリジーの良き理解者、彼女が男なら良かった

 

 

リジーはドラッグとセックスを覚え、自堕落な生活なパーティをするが音楽評も書いており、ローリングストーン誌から執筆依頼があり、ジャーナリズム大賞を受賞するなど順調な大学生活を送っていた

 

 

全てを忘れてこの一瞬に浸りたい、しかし父親が突然現れ、リジーは不安定になり、ふとした事からルビーとの友情が壊れ、リジーは情緒不安定に陥っていく

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

うつと言う病気を扱った作品で最初に観たのではないでしょうか?、この心の病気は目に見えないので人には誤解されやすいと思います

 

オープニングから「バッファロー'66」のクリスティーナ・リッチがヌードになっていてちょっとビックリしましたね、そこにいる母親に辟易としているようです

 

 

教育熱心な母親を演じるのはジェシカ・ラングで、リジーと一緒に暮らしているのですがやはり彼女には男が必要なのです、その相談はいつも娘、相談されてないのは父親だけってのは面白かった

 

 

教育熱心なのでリジーはハーバード大学に入学します、彼女のその文章力は才能があるのでライターとしての将来は嘱望されていました、その文章は家族の事をみんなが望むものを書くのです

 

 

それはやはり色んな人を感動させます、ルームメイトのルビーもそれを読んで衝撃を受けているんです、でもそれはノンフィクションではなくて作られたもの

 

ルビーを演じるのは「スピーシーズ 種の起源」のミシェル・ウィリアムズで、リジーとルビーは意気投合していつも一緒にいて男だったら良かったと思わせるほど

 

 

しかしある事があって2人の間に亀裂が入るんです、それはリジーがルビーの彼氏に対して口淫をしたのです、もしこんな行為がうつのせいだとしたら危険ですね

 

例えばセックス依存症がうつが原因としてしまう事もありかねます、その頃からリジーは感情的になって友人たちとトラブルになったり、疑心暗鬼になって彼氏のレーフを疑います

 

 

リジーはスターリング医師のカウンセリングを受けるのです、そして薬を処方されるのですがそれが原題にもなっている抗うつ剤プロザックなのです、スターリング医師を演じるのはアン・ヘッシュ

 

 

このイメージとしては誰でもうつだと診断して抗うつ剤を処方している印象を受けてしまいましたね、その辺はちょっと怖いですね

 

 

抗うつ剤によってリジーは平穏な生活を手に入れるのですが、リジーはこんな大人しい自分は自分じゃないと感じるんです、そのセリフから薬によってロボットのようになっているのかと、やっぱ怖いわ

 

 

 

 

 

しあわせの処方箋 それが『私は「うつ依存症」の女』です。

 

 

 

 

 

最初にも書きましたがうつって目に見えない病気なので誤解されがちです、おいらもそう思ってしまうかも、でも理解したいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な続・裏237号室の『私は「うつ依存症」の女』のレビューはこちらです。