『特捜部Q 知りすぎたマルコ』
2021年 デンマーク
《スタッフ&キャスト》
監督 マーチン・サントフリート
原作 ユッシ・エーズラ・オールスン
脚本 アンデシュ・フリチオフ・アウグスト/トーマス・ポルサーガー
音楽 スーネ・マーチン
出演 ウルリッヒ・トムセン/ザキ・ユーセフ/ソフィー・トルプ/アンドレス・マテセン/リサ・カーレヘド/トーマス・W・ガブリエルソン/キャスパー・フィリップソン
《解説》
未解決事件を扱う「特捜部Q」、少年〈マルコ〉が握る国を揺るがす“秘密”を解読せよ
デンマークのユッシ・エーズラ・オールスンの人気ミステリー小説「特捜部Q」シリーズの映画化第5作、未解決事件を扱う特捜部Qが、新しく生まれ変わる
キャスト・スタッフには新たなメンバーが集結、警部補カールを「真夜中のゆりかご」のウルリッヒ・トムセン、相棒アサドを「デンマークの息子」のザキ・ユーセフが演じ、「ヒトラーの忘れもの」のマーチン・サントフリートが監督を務めた
《物語》
ある事件の逮捕直前に犯人に自殺をされてしまった警部補のカールは課長から6週間仕事から離れて休養するよう言われていたが2週間で現場に復帰し、周りを困惑させる
カールの部署は過去の未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の特捜部Q、仕事に戻ったカールに相棒のアサドはヴィルヤム・スターク失踪事件の資料を見せた
ロマ人の少年マルコがデンマークの国境警察に拘束され、彼がスタークのパスポートを持っていた、スタークの事件を担当していたハーディにカールは会いに行ったが彼は首から下が動かない状態
早速話しを聞き、スタークは妻子がおり仕事も順調な公務員、しかしスタークには小児性愛者の疑いがあった、スタークのパソコンの中にはいかがわしい写真があるも、彼の妻は夫を信じている、ハーディは妻に会えと
この捜査を打ち切ったのは課長でスターク失踪の2週間後だった、逮捕状を出して国際手配しただけ、その後に会話もままならずハーディは悪人を捕まえに行けと
カールとアサドは少年マルコに接見するもマルコは口を閉ざして何も話そうとしない、次にスタークの妻に話しを聞きに行き、カールは娘のティルダに勝手に話しを聞き、部屋の絵を写真に撮ると妻に家から追い出された
その強引な捜査を課長に咎められたカールは課長に早く捜査を打ち切った理由を尋ねると2日で捜査を終わらせセラピーにも行け、さもなくばまた休職だと
スタークを調べ直しても目新しいものは何もなく有罪が確定して捜査は終了、そんな中でスウェーデン人記者のトーサ・サミュエルソンが陰謀説を唱え、消えた開発援助金を調査している最中に失踪したと独自捜査をし、カールは記者に会う事にする
そんな時、マルコが施設から脱走して行方をくらませる
《感想》
まずは驚きでした、あのシリーズの最新作だと思って観たのですがいつものカールとアサドが出て来ないのでおかしいと思っていたらスタッフとキャストが変わっているのでした
制作会社が変わって全8作あるユッシ・エーズラ・オールスンの原作の6作をリブートする予定のようです、なので今までのキャストはもう登場しません
カールを演じるのはウルリッヒ・トムセンで今までは細身のニコライ・リー・カースが演じていたのですがウルリッヒ・トムセンは少し太めなんです
アサドを演じるのはザキ・ユーセフで今までファレス・ファレスが演じていた時より髭の量が増えましたね、気持ちごつくなってる印象です
なので観ていても違和感があってなかなか内容が入ってこなかったのですが、制作会社が変わると雰囲気もやっぱ変わるものなんですね
オープニングからロマ人の少年マルコが国境警察に捕まるシーンから始まります、日本にいるとロマ人なんて言葉はまず聞きませんがヨーロッパの映画を観るとたまに出ますね
ジプシーと呼ばれる北インドに由来し、中東欧に居住する移動型民族のようです、それにいわれなき差別を受けているのも事実で映画内でもそんな扱いです
このロマ人のマルコがスタークのパスポートを持っていた事で未解決事件のスターク失踪事件が浮かび上がってくるのです、スタークは公務員で信頼もあって水泳教室で子供たちに教えていたんです
しかしスタークには小児性愛者とされていたんです、その被害者の女性に話しを聞きに行くと13歳の時に水着を脱ぐように言われたとね、しかしこの女性はその後に自殺しています
マルコに話しを聞きに行ってもマルコは何も話しません、しかしマルコとスタークの娘のティルダには接点があって2人を会わせるとマルコは話しだすのです
このスターク失踪事件は国を揺るがす巨大な秘密へと発展するんです、どこの国の利権を持つ人はそれを掌握しようとするんですね、簡単に人を殺しますしね
カールとアサドは未解決事件のスターク失踪事件から巨大な悪の解決へと導くのですが、カールは課長に無期限の休職を言い渡されていたのですが、事件を解決すると月曜日に待ってると手のひら返しです
大ヒットミステリー&アカデミー賞ノミネーション監督×シリーズ最大のスケールで映画化! それが『特捜部Q 知りすぎたマルコ』です。
やはり役者の印象って大きいですね、この後もこのシリーズを観るとは思いますが今までのようにワクワクするかどうか。












