『呪怨２』
２００３年 日本
《スタッフ＆キャスト》
監督・脚本 清水崇
撮影 喜久村徳章
音楽 佐藤史朗
出演 酒井法子／新山千春／堀江慶／市川由衣／葛山信吾／斎藤歩／山本恵美／石黒えりか／水木薫／結城しのぶ／尾関優哉／藤貴子
《解説》
ハリウッドも戦慄した映画史上最も怖い映画！全世界に増殖する暗黒呪怨ワールド！
呪われた家をめぐる恐怖をショッキングに描き、大ヒットした「呪怨」の続編、監督・脚本は、前作での演出が高く評価され、リメイク版でのハリウッド・デビューも決定した清水崇
呪いの謎を解いていく「リング」と違って、本作は呪われていく恐怖を見せていくことに焦点を置いた作りが特徴だったが、前作よりドラマ性が増し、母性愛というテーマを忍ばせ、関わった人々を襲う新たな惨劇を描く
《物語》
恋人の将志とドライブをしていた京子はホラークイーンと呼ばれる有名な女優、２人は結婚式を控え、京子は事務所にまだ妊娠を伝えれていない
その時に将志は猫を轢いてしまった、猫の死体を確認するもその場を後にするが白い少年が現れ、その後に車は大事故を起こして京子は流産、将志は意識不明の重体
次の日に京子が病院に行くと妊娠３か月と告げられて戸惑ってしまう、帰宅した京子は白い少年を見てしまい眠っている母を揺り起こそうとするも急死していた
心霊番組の仕事をする朋香は自宅アパートの部屋での音に悩んでいた、恋人の典孝に来てもらって確認してもらう、次の日に朋香は女優の京子とディレクターの圭介と共に呪われた家と呼ばれる人気のない家を訪ねた
その夜に朋香が部屋に戻ると典孝が首を吊られて死んでおり、朋香も首を吊り上げられてしまう、白い少年がそれを揺らして音が鳴っていた
ヘアメイクの恵がウィッグの整理をしていると黒い溝のような塊が女の形となり恵に襲い掛かった、そして音声担当とカメラマンが行方不明となり、圭介は番組の放送を中止した
圭介が京子を家まで送ると恵が京子の家へと入って行き、京子と圭介が追って家に入ると京子の母が亡くなった部屋で恵が古いノートを圭介に渡した
そのノートはロケをした呪われた家にあったノートで、圭介は京子に呪われた家で起きた恐ろしい事件の新聞記事を見せ、京子は白い少年が俊雄だと知った
圭介はノートを書いた主で佐伯剛雄の妻の伽椰子を調べようとするのだが、呪いの連鎖は止まるところを知らずに拡大していく
《感想》
前作の「呪怨」に比べると伽椰子の呪いだけでは弱いと思ったのか、伽椰子の復活を目論みます、おいらとしては伽椰子の恐ろしいまでの呪いが好きだったんですけどね
主人公の原瀬京子を演じるのは酒井法子で、本作が映画初主演だったんです、それに彼女は中国での人気が凄まじくて本作が中国での公開の時に酒井法子が舞台挨拶に行ったのですが、すごく大きなレッドカーペットが敷かれてあってビックリです
この京子が妊娠しているのですが恋人の将志が運転する車が猫を轢いて白い少年の俊雄が事故を起こさせるんです、その日に京子はあの伽椰子が殺された家に入っていたんです
前回も書きましたがとにかく多くの人が呪い殺されます、伽椰子の家に入った者はもちろんですがその家族や関係者も巻き添えにされます
京子は心霊ドキュメンタリーのような番組収録でこの家にロケに行くのです、そのレポーターをしている朋香も恋人の典孝と共に首を吊られて殺されます
朋香を演じるのは新山千春でアパートで一人暮らしなのですが呪われた家に行った事で壁にドンッ、ドンッて音がするんです、その音は自分が首を吊られて足が壁に当たる音だったんです
事故で流産したはずなのに京子は妊娠３か月と医師に言われるのです、そのお腹に俊雄が手を差し伸べているんです、それを見てしまったエキストラの女子高生の千春
千春を演じるのは市川由衣で前作にも同じ役で出ていたんです、伽椰子や俊雄ではなくて完全な脇役なのに引き続き出演って珍しいです、前作で生き残ったからかな？
俊雄は京子の中に母親の伽椰子を見ていて、病院に担ぎ込まれた時には出産の時に医師と看護師は殺されて腕がズボッと出て来るんです
この展開は呪怨としてはちょっと違う感じがして伽椰子にはあの家にずっと居て欲しかったです、京子に手を引かれて歩く少女になるなんてね
清水崇監督は、世界最恐記録をまた更新した！ それが『呪怨２』です。
その後も続編はあるのですが、ちょっとイメージが違ってますので観てないのですが機会があれば。
