『ドント・ブリーズ2』
2021年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ロド・サヤゲス
脚本 フェデ・アルバレス
撮影 ペドロ・ルケ
音楽 ロケ・バニョス
出演 スティーブン・ラング/ブレンダン・セクストン3世/マデリン・グレース/フィオナ・オシャーグネッシー/ステファニー・アルシラ
《解説》
この盲目の老人が大切にしているモノ、それは少女
孤独な盲目の老人の家に押し入った若者たちが思いがけない恐怖を味わうさまを描いて全米スマッシュヒットを記録し、日本でも口コミで評判が広がりロングヒットとなった「ドント・ブリーズ」の続編
前作でフェデ・アルバレス監督とともに脚本を手がけたロド・サヤゲスがメガホンをとり、プロデューサーのサム・ライミも続投し、盲目の老人をスティーブン・ラングが再び演じている
《物語》
11歳の少女フェニックスは盲目の退役軍人の父ノーマンと愛犬シャドーと暮らしていた、火事で妻と娘を失っていたノーマンはフェニックスを学校にも行かせず家で学習し、生きる術を教え込んでいる
しかしフェニックスは街へ行きたい、もう3か月も出ていない、同じく退役軍人のヘルナンデスが物資を届けにやって来た、ヘルナンデスもフェニックスの事を気にかけており、今回は特別に許可が出て街へと出た
途中でノーマンに内緒で火事のあった場所へと行った、ヘルナンデスの仕事を待っている間に不審な男に声を掛けられるがシャドーのおかげで助かった、帰宅したフェニックスはもっと自由に外に出たい思いが強くなる
帰り道のヘルナンデスは道路の真ん中に止める車にどけるように声を掛けるが男はフェニックスに絡んだ男で同じく退役軍人だと話すレイランを怪しく感じたヘルナンデスだったがレイランの仲間の男に襲われて殺されてしまう
ノーマンがシャドーに餌をあげようとシャドーを呼ぶが現れない、しかも餌入れにはまだ餌が残っていた、ノーマンはシャドーを捜しに外に出るが、この時レイランと仲間が家に侵入してフェニックスを捕らえた
シャドーが殺されているのを手探りで分かったノーマンは家に戻り、男たちに攻撃をし、フェニックスに箱に入るように言う、フェニックスは地下の鉄の箱の中に入り男たちは手が出せない
ノーマンは男たちの1人を殺害してフェニックスを連れて逃げようとするがレイランが現れてノーマンとフェニックスは拘束されてしまう
そこでレイランはフェニックスに8年前に自宅が放火されて、その容疑で刑務所で8年過ごした自分こそが父親でノーマンは助かり倒れていたフェニックスを自分の娘のように育てたのだと説明
フェニックスを手に入れたレイランはノーマンの家に火を放って逃げ、ノーマンは家から脱出するがフェニックスを失い絶望するが、レイランらが置き去りにした犬を手懐けてレイランの元へと案内させる
《感想》
ほとんどの続編は大体が前作と同じような内容となるのが普通なのですが、本作はまったく別物の作品で共通するのは主人公だけです
前作の「ドント・ブリーズ」ではノーマンは被害者かと思わせておいて実は加害者なのだという斬新な展開でした、その視点はノーマンではなかったのです
本作ではノーマンの視点で物語は展開していき、前作とは別人のようなあの残虐非道な盲目老人って感じはしなかったですね、ノーマンを演じるのはスティーブン・ラング
前作のノーマンはドン引きするほどの最悪な老人なのです、被害者かと思われていた老人が実はこんな恐ろしいサイコ野郎だったってね
本作では火事の現場で助かって気を失っていた幼い少女を助けてフェニックスと名付けて育てたのです、それが8年前の出来事でフェニックスは11歳となりました
それは彼がかつて交通事故で失った娘との日々を取り戻そうとするノーマンの気持ちが現れています、学校にも行かせずに2人で生活し、ノーマンはフェニックスにサバイバル術を教えているのです
そのノーマンの家に再び侵入者が現れるのです、前作は素人強盗団でしたが今回は武装集団なのです、その目的はフェニックスなのです
このフェニックスが家の中を武装集団からサバイバル術で逃げ回るシーンはさすがです、それが長回しで見せてくれて緊迫感がありましたね
その理由は武装集団のリーダーであるレイランの娘がフェニックスなのです、フェニックスが火事の現場で花を手向ける姿を見たレイランは確信してフェニックスをノーマンから奪うのです
さすがに自宅だと盲目でも周りがわかるのでノーマンも武装集団を翻弄するほどなのですが捕まってしまって閉じ込められて火を放たれます、しかしノーマンは脱出してレイランのアジトへと向かうのです
アジトの電源を壊して闇の中ではいくら武装集団と言えどもノーマンよりも能力が落ちてしまいます、ノーマンはボロボロになりながらフェニックスを助ける姿は前作とはまるで正反対でした
大傑作ホラー、5年ぶりの続編 それが『ドント・ブリーズ2』です。
まだ続編がありそうな感じがしますね。














