女性上位時代 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『女性上位時代』





1968年 イタリア





《スタッフ&キャスト》


監督 パスカーレ・フェスタ・カンパニーレ

脚本 ニコロ・フェラーリ/オッタヴィオ・イェンマ

 

撮影 アルフィーオ・コンティーニ

音楽 アルマンド・トロヴァヨーリ



出演 カトリーヌ・スパーク/ジャン・ルイ・トランティニャン/ルイジ・プロイエッティ/フランク・ウォルフ/ルイジ・ビスティッリ/ヴェナンティーノ・ヴェナンティーニ/フィリップ・ルロワ





《解説》


カトリーヌ・スパークの超キュートなセックス・コメディ!

若くして未亡人となったミミは、葬式のあとで、夫がひそかにマンションを隠し持っており、そのマンションは夫の特殊な欲望も満足させるもの ミミはそのすべてを知りたい探究心に燃える

1960年代に明るいエロティシズムを撒き散らして人気を得ていた「狂ったバカンス」「太陽の下の18才」のカトリーヌ・スパーク主演のセクシー・コメディ、共演は「男と女」のジョン・ルイ・トランティニャン

「歌え!太陽」のニコロ・フェラーリとオッタヴィオ・イェンマの脚本を「女と将軍」のパスクァーレ・フェスタ・カンパニーレが監督、音楽を「黄金の七人」のアルマンド・トロヴァヨールが担当





《物語》


20歳で夫フランコが亡くなり、未亡人となったミミは葬儀が退屈でしかも全然悲しくない、自分は鈍感なのかも、本来なら食欲なんて湧かないがお腹がペコペコ



やっと落ち着いたミミはフランコが遺してくれた財産を弁護士サンドロに聞き整理し始めると、フランコが他に部屋を借りていることを知った

記録がなく何に使っていた部屋かわからない、誰かを雇っていたとか仕事に使っていた形跡はない、あるのは家主との契約書だけで2年前から借りていた、おそらく税金対策だろうとミミは思っていた



早速ミミはその部屋に行ってみると留守電に女の声、まったく呆れてしまった、フランコに女がいたのだ、それも1人ではなく大勢でミミの親友クラウディアまで

 



その部屋に残された8ミリフィルムにはフランコが生前に特殊な欲望を映していた、その行為はお医者さんごっこやクラウディアを叩きながらの行為でクラウディアも悦んで受け入れている



フランコの異常な性癖を知るため、「変態性欲心理」なる分厚い専門書を購入し、サディズムやマゾヒストやフェティシズムなどを勉強して知識だけを得る



ミミはフランコの友人で弁護士のサンドロを秘密部屋に誘い誘惑、彼はあっさりとミミの誘惑に落ちたがミミは1人だけでは十分ではなく、満足ではない



その後は真面目な歯科医を診療中に誘惑して診察台の上で行為におよぶミミ、次にはたくましいテニスのコーチを誘惑して男性専用のシャワー室で始めてしまう奔放なミミ、それらはまるでフランコへの復讐

 



空しい結婚生活のせいで飢えていたと自覚するミミはナンパしてきた男とも見境なしに関係し、娼婦のようにお金をもらった、このお金はミミが初めて稼いだお金となった



名前も知らないサディスティックな男には叩かれて服を引き裂かれての行為にミミは燃えて惚れてしまうが彼は仕事で海外へと行ってしまう



そしてクラウディアの夫とも関係し、それでもしっくりこないミミ、メイドの夫の前でも裸でいる奔放なミミに、ミミの母は心配して精神分析を勧める

 


そこで放射線科医カルロと運命的な出会いをする、裸にされてレントゲンを撮られて脚を痛めたミミはカルロにおんぶをされて快感を得る

 

 

ミミは学生になりすましてカルロの授業に出席してデートにこぎつけて、2人は急速に惹かれ合いミミは結婚を申し込まれるがミミは自分の悦楽な秘密がある

 

 

ミミがためらうのだがカルロの愛の前にそんな懸念は消えた、2人はめでたく結婚し、そして念願である女性上位を実現する

 






《感想》


古い作品ですが現代でも通用するお話でした、未亡人が性に目覚めて男たちとセックスをしまくるポルノそのままの内容です

 

 

でもそんなにエロティックではなくてヌードはありますが割とポップでしたね、劇場公開版は裸のシーンが少しだけのカット版なんですけど、久々に見直したのはヌードシーンが復活したロング・バージョン

ミミの亡くなった夫フランコは別に部屋まで借りて浮気をしていたんです、しかもそれはアブノーマルなセックスでフィルムに残す楽しみ方でミミはビックリ



サディストなフランコは女性を叩いたり縛ったりと性のはけ口、ただセックスを楽しみたいだけのようですが女はおもちゃのように扱われるのが好きなようです

そんなことは知らない若妻ミミは分厚い性の辞典を購入してサディスティックやマゾヒストやフェティシュなことまで勉強してセックスの知識を得ます



それでいろんな男と関係を持ち、自らの体を開発していきます、おいらにはフランコへの復讐に見えたり、フランコの道しるべのようにも見えました、裏切られた復讐のつもりが実は体を開発させられていたような

 

 

テニスのコーチとのセックスは男性専用のシャワー室に入っての行為なんですけど、終わった後にミミはMENの文字の最後に?を口紅で書くんです、まるでこれが男なの?って感じでしょうか(汗)

あまり露骨なシーンはありませんがフランコの秘密部屋は鏡貼り、自分の乱れる姿を見て見せて官能的です、撮影したフィルムも後で一緒に見るのも興奮材料ですね

特に凄いのは裸でドライブ、裸といってもパンツは着けてます、ガソリンスタンドでは店員だけでなく他の客からも露骨な視線を全身に浴びます、これにミミは涙を流すのですがアソコも涙したのでは?



しかも自宅アパートに帰っても裸のまま階段で上がり最上階へ、男とすれ違ってもお構いないです、これは露出趣味の人はたまらんのでは?(笑)

 

まるでポルノのような話ですが内容はあっけらかんとしていて明るいお色気作品です、何十年経っても色褪せないセクシーな作品です

 


本作の魅力は主人公ミミを演じたカトリーヌ・スパークにあります、この美貌に小悪魔な魅力がミックスされて誘われた男はメロメロでしょうね



おいらはこのタイトルではイマイチどんな内容かはピンとこなかったですが面白かったです、女性が性によって磨かれて身も心も綺麗になっていくのですね

 







性に目覚めた天使が革命を起こした それが『女性上位時代』です。





ほんとにカトリーヌ・スパークの魅力全開の明るい女性のためのエロティックムービーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な続・裏237号室の『女性上位時代』のレビューはこちらです。