『スパイラル:ソウ オールリセット』
2021年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ダーレン・リン・バウズマン
脚本 ジョシュ・ストールバーグ/ピーター・ゴールドフィンガー
撮影 ジョーダン・オラム
音楽 チャーリー・クロウザー
出演 クリス・ロック/マックス・ミンゲラ/マリソル・ニコルズ/サミュエル・L・ジャクソン/ダン・ペトロニエヴィッチ/リチャード・ゼッペエリ/ゾーイ・パーマー/トーマス・ミッチェル/エディ・インクセッター/パトリック・マクマナス/チャド・カミッリ/フランク・リカリ
《解説》
スリラー映画の最高峰SAWシリーズ、〈新章〉誕生
2004年製作の第1作以降、これまでに8作品が製作された人気スリラーシリーズ「ソウ」シリーズの新たな一作、過去のシリーズと関係する登場人物が一新され、ジグソウの後継者をめぐる物語をリセットし、ジグソウを凌駕する新たな猟奇犯が登場する
主人公のジーク役をクリス・ロックが演じ、父のマーカス役にはサミュエル・L・ジャクソン、監督は「ソウ2」から「ソウ5」までシリーズ3作品でメガホンをとったダーレン・リン・バウズマン
《物語》
独立記念日のパレードの日、ボズウィック刑事はひったくり犯を見付けて逃げる男を追い掛けて下水道へと入って行った、男に銃を向けるが男は人形にすり替わっていて後ろから何者かに襲われて気を失った
目を覚ましたボズウィックは舌を金属で挟まれて吊られ、台の上に乗せられていた、そこにモニターが映し出され、「ゲームをしよう」と、舌を引き千切って生き残るか2分後にやって来る電車に轢かれるかを選べというもの、ボズウィックは舌を引き千切る事が出来ずに電車に轢かれてしまった
麻薬取引の強引な潜入捜査を行っていたジーク・バンクスは署長のアンジーに𠮟責され、チームワークを学ぶよう相棒のウィリアム・シェンクをつけられ、渋々ウィリアムと共に事故現場へと向かう
そこは地下鉄の線路でバラバラ死体、署に戻ったジークの元にUSBが届けられ、そこにはスパイラルの画像とメッセージ、ジークはその画像が裁判所にあった事を思い出して裁判所へ
そこに置いてあったプレゼント箱に引き千切られた舌と警官バッジがあり、それはボズウィックが殺された事を示していた、仲間を密告して裏切り者扱いされていたジークにボズウィックだけは仲良く接してくれた
ボズウィックの事件はジークが署長に懇願して指揮をとる事になり、その事件は過去にあったジグソウの事件と類似している事に注目され、模倣犯の疑いもあった
壊れていた監視カメラの場所を捜査するフィッチ刑事は近くの店の防犯カメラからボズウィックが追っていた男がベニーという男だと分かった、フィッチはジークに報告もなく勝手に捜査を開始
ベニーの居場所に行くとそこで背後から何者かに襲われて気を失った、目を覚ますと機械仕掛けの水槽に入れられていて、感電死か指を引き千切られるか生き残るかを選ぶゲームが開始され、フィッチは指を引き千切られた末に感電死した
猟奇犯が警察官をターゲットに仕掛けたゲームに挑発する不気味なスパイラルの模様、やがて伝説的な刑事でジークの父であるマーカスまでも行方不明となり、ジークは追い詰められていく
《感想》
過去の「ソウ」シリーズから一新して続編ではなくて新たな始まりとして始まった感じの本作ですが、おいらとしては何だかしっくりこなかったですね
以前のシリーズのようなハラハラドキドキはあまりなくて唐突に起こる猟奇事件なのです、ゲームと言われる機械仕掛けの殺人機械も凝ってないし単純でした
オープニングからひったくり犯を追う刑事が逃げる犯人を追って下水道にまで入っていくのです、犯人は背中を向けて立っているのですがそれは人形で、後ろから豚の面を被った男が襲い掛かるのです
目を覚ますと舌を吊られていて足元には台の上で台を下りたら舌が千切れて助かるのですが、もたもたしてたら地下鉄がやって来て轢かれてしまうんです
刑事は電車を見て舌を引き千切るのですが電車に轢かれてしまうんです、その刑事は裁判で虚偽の報告をして無実の人を何人も刑務所に送っていたのです
主人公のジーク・バンクス刑事を演じるのがクリス・ロックで彼の事はあまりよく知らなかったのですが、ちょっと本作には合わなかった印象ですね
彼は汚職を証言する証人を偽装して射殺した事をジークに告発されたんです、それによってジークは警察仲間から裏切り者扱いされて署内でも一匹狼なのです
その事は伝説的な刑事で父親のマーカスも気に病んでいるのです、演じるのはサミュエル・L・ジャクソンで誰かが裏で糸を操っていると思われていたのですが、壮絶に糸で操られてしまいます
ジークと組む事になる新人刑事のウィリアム・シェンクを演じるのはマックス・ミンゲラで妻と子供がいるのですが、ジークには女は昼間っから浮気すると自身の体験を話されます、そんな彼も子供の名を刻んだタトゥーの皮膚がジークに送り付けられてきます
この全身の皮を刃物で剥ぐシーンはなかなかの見応えがありました、切り裂く場所もあれば引き剝がす場所もあってこんなに簡単に皮膚って剥がれるのでしょうかね
署長のアンジー・ガーサを演じるのはマリソル・ニコルズで若くして署長となっているのです、彼女も凄惨なゲームによって殺されてしまうのですが、自分で脊髄を潰すなんて無理ですもん
ジークだけが真っ当な警官で犯人の父親は警官に隠蔽の為に殺されていて警官に恨みを持つ者で、ジークに仲間になって悪徳警官を成敗していこうと誘うのです
あのラストではまだ続編がある感じですが、本来のシリーズとは一線を画すので更に面白く展開して欲しいものです
衝撃体験を塗り替えるソリッド・ショッキング・スリラー それが『スパイラル:ソウ オールリセット』です。
こうなったらシリーズ全作をレビューしなければね。














