トータル・リコール | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『トータル・リコール』

 

 

 

 

 

1990年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ポール・バーホーベン

 

原作 フィリップ・K・ディック

 

脚本 ロナルド・シャセット/ダン・オバノン/ゲイリー・ゴールドマン

 

撮影 ヨスト・バカーノ

 

音楽 ジェリー・ゴールドスミス

 

 

 

出演 アーノルド・シュワルツェネッガー/レイチェル・ティコティン/シャロン・ストーン/マイケル・アイアンサイド/マーシャル・ベル/マイケル・チャンピオン/メル・ジョンソン・Jr/ロイ・ブロックスミス/ローズマリー・ダンスモア/ロニー・コックス

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

見たこともない!

 

「ブレードランナー」「マイノリティ・リポート」などのフィリップ・K・ディックの短編小説「記憶売ります」をもとに、「ロボコップ」のポール・バーホーベン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で描いたSFアクション大作

 

何者かに自分以外の記憶を植え付けられたと知った男は、真の自分を捜そうと火星に旅立つ、アーノルド・シュワルツェネッガーがアイデンティティーを失った主人公に扮した、シャロン・ストーンの出演も見どころ

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

建設作業員のダグラス・クエイドは美しい妻ローリーと幸せに暮らしている、しかし毎晩行った事のない火星でブルネットの女性と火星を探検して死ぬ悪夢でうなされて目覚める

 

 

地球は火星を植民地化し、酸素を政府のコーヘイゲン火星長官から酸素を購入して生きている、住民たちは貧困に喘ぎ、体の一部が奇形化してミュータントと呼ばれて街の片隅に追いやられている、ミュータントたちはゲリラ組織となり、反乱を繰り返している

 

 

しかしクエイドは火星の悪夢が気になり、記憶旅行を販売しているリコール社を訪れる、そこでは脳に架空旅行を埋め込んで現実に体験したような効果が得られるサービス、クエイドは火星を舞台に冒険をするプランを購入

 

 

麻酔を利用して眠りに入るが装置が起動するとクエイドは我を忘れて暴れ出した、驚いたリコール社の科学者たちは麻酔を投与して眠らせてリコール社は来た記憶も消して帰した

 

 

クエイドが目を覚ますとタクシーの中で最寄りの駅へ、そこで同僚のハリーが現れてその仲間らに襲われてリコール社での火星の事を問い詰められるも、クエイドは咄嗟に全員を殺してしまう

 

 

自宅に戻ったクエイドはローリーに事情を話して逃げようと言うが、今度はローリーが襲い掛かってきた、何とかローリーを取り押さえて訳を聞くと妻ではなく監視役で結婚生活は植え付けられた記憶だと説明

 

 

クエイドはローリーの仲間のリクターとその部下たちが執拗に追い掛けてくるが、地下鉄に乗り込んで何とか追手を振り切る事に成功してホテルへ逃げ込んだ

 

 

そこに電話が掛かってきて、謎の男からアタッシュケースを受け取った、男は火星で一緒に戦った、クエイドが行方不明になったら捜せと言われていたと

 

そのアタッシュケースの中のパソコンのモニターにクエイドと同じ顔をしたハウザーと名乗る男が、ハウザーが記憶を消された仮の人物がクエイドだと告白

 

 

アタッシュケースには金や偽造身分証に変装道具と頭に埋め込まれた発信機を特殊な道具で取り除くと、クエイドはハウザーのメッセージ通りに火星へと向かう

 

 

火星のスラム街でクエイドは夢に見たブルネットの女性メリーナと出会う、クエイドは火星の反乱軍と手を組んで自分の記憶を求めてコーヘイゲンと戦う

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

まだCGがギリギリない時代でその特殊効果は当時は最先端でクエイドが女性に変装してその変装した頭部が割れてクエイドが現れるシーンは見事でしたね、ロブ・ボッティンの驚愕の特殊効果です

 

 

主人公のクエイドを演じるのは「バトルランナー」のアーノルド・シュワルツェネッガーです、フィリップ・K・ディックの原作ではクエイドは会計士なのでいきなり建設作業員のシュワルツェネッガーで、原作ファンは驚いたでしょうね

 

 

でもあれだけのアクションをするのですからシュワルツェネッガーで納得も出来ます、監督は「ロボコップ」のポール・バーホーベン監督なのでその暴力描写は強烈です

 

火星の夢を毎晩見るクエイドは火星が気になって記憶を売ってくれるリコール社へと行くのです、そこでクエイドはパニック状態となってしまって、科学者はクエイドは以前に火星に行った事があると断言

 

 

リコール社に行った記憶も消されてタクシーの中へ、最寄りの駅に行ったクエイドはそこで建設作業員の同僚に出会って、止めたのにリコール社に行ったと詰め寄られて襲われるのです

 

 

クエイドは体が勝手に動いて格闘技と銃で4人の男を全て殺してしまいます、まあこの同僚のハリーが早とちりをしなかったらクエイドは知らなかったままなのにね

 

家に帰ると今度は妻のローリーが襲い掛かってきます、演じるのは「刑事ニコ/法の死角」のシャロン・ストーンでオープニングからセクシーでクエイドとの戦いでもセクシーでした

 

 

そこからクエイドは一気に追われる立場となるのです、地下鉄に逃げるクエイドを容赦なく一般人も巻き込んで発砲してくる追手のリーダーのリクターを演じるのはマイケル・アイアンサイド

 

 

リクターの恋人はローリーでクエイドの妻を演じているのでリクターとしては悶々とした気持ちなのでしょうね、普通以上にクエイドには憎しみがあるようです

 

 

それを命令したのは火星長官のコーヘイゲンで演じるのは「ロボコップ」のロニー・コックス、空気を利用して火星を支配し、反乱軍のクアトーに手を焼いているんです

 

コーヘイゲンは部下のハウザーをスパイとして反乱軍に潜入させ、本拠地とクアトーの居場所を突き止めようとしたんです、ハウザーの裏切りを知って反乱軍から追われ、記憶を上書きして地球へと送られたのです

 

コーヘイゲンはハウザーの記憶を取り戻そうとするのですがクエイドは反乱軍に共感していてそれを拒否してコーヘイゲンにメリーナと共に戦うのです

 

 

このメリーナを演じるのはレイチェル・ティコティンで、シャロン・ストーンとのキャットファイトは見応えありましたね、殴り合いだけでなく足技や投げや関節技まで

 

 

ミュータントと呼ばれる者たちが火星では普通にいて、おっぱいが3つある風俗嬢みたいなのもいます、やっぱ画像は載せれないでしょうね

 

 

 

 

 

 

いま、新しい大冒険映画をハリウッドは創り上げた それが『トータル・リコール』です。

 

 

 

 

 

ラストはクエイドとメリーナがキスをして終わりなのですが、幻のエンディングではリコール社の椅子に座っているクエイドが目を覚まして終わりだったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な続・裏237号室の『トータル・リコール』のレビューはこちらです。