日常の出来事36 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

みなさんこんばんわ(^_^)

 

 

 

 

最近気になる作品があります「DAU.ナターシャ」です、オーディション人数39.2万人、欧米最大1万2千平米のセット、主要キャスト400人、エキストラ1万人、製作年数15年

 

 

ちょっとおかしいくらいの規模の作品です、ベルリン映画祭で衝撃的なバイオレンスとエロティックな描写が物議を醸して賛否の嵐が吹き荒れた映画史上初の試みの作品です

 

 

監督はロシアの鬼才イリヤ・フルジャノフスキーで、ソビエト連邦の記憶を呼び起こす為にソ連全体主義の社会を完全に再現するという前代未聞かつ壮大なスケールのプロジェクトに発展

 

 

DAUとは1962年にノーベル物理学賞を受賞したロシアの学者のレフ・ランダウからとられている、スターリンが最高指導者を務めた全体主義時代において、スターリンを批判した罪で逮捕歴があります

 

 

キャストは当時のように再建されたセットで約2年間にわたって実際に生活し、カメラは至る所で彼らを撮影、街の中ではソ連時代のルーブルが通過として使用され、出演者の服装も当時のものを再現、新聞も当時の日付のものが届けられる徹底ぶり

 

 

ここまで聞くとなんだか怖くないですか?キャストを普通に生活をさせてマインドコントロールか洗脳して当時のソ連に戻らせてその生活を撮影、その中で今回はナターシャと科学者の物語なんです

 

 

普通に中年女性のナターシャと初老の科学者が言葉も通じないままに惹かれ合ってセックスまで延々と見せ付けられて、拷問のシーンも延々と見せられるんですって

 

 

これは人にお薦め出来る作品ではなさそうです、ただの日常が延々と見さされるだけ、観ていてしんどいらしいのですが続きも気になる作品なのですが、続編は予定で15本あるそうです(汗)

 

 

おいらは多分観ないと思います、なんだか恐ろしくなりそうなのでね、でも歴史的には面白そうなのですけどね

 

 

 

 

 

ほなっ!(^_^)