オーストリア・スロバキア・チェコ 旅行記 1・2日目 【2】 | とむの益々自己満ブログ

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毎日に何か足跡を…

 

地下鉄に乗りウィーンの中心地へとやってきました。

 

Gasometer駅  → 地下鉄U3 → Stephansplatz駅

 

 

階段をあがると ドーン といきなりの圧倒感!!

「シュテッフェル」の愛称で親しまれるウィーンの象徴  シュテファン寺院です。

 

天を突くような世界3番目の高さ137mの塔に目を奪われます。

塔は1359年からほぼ65年がかりで完成。

また美しいモザイク屋根がとっても印象的。

全体の外観はゴシック様式ですが、内部はバロック様式になります。

 

下の方に見える大画面のモニターでは、

この日毎年1月1日に世界中に中継される楽友協会での

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートの様子が流れていて

みんな食い入るように見ています。

 

 

さて、賑やかな中心部を歩いていきます。

 

 

まもなく時刻は17時。だいぶ日が落ちてイルミネーションがキラキラしてきました。

 

 

こちらはウィーンの中心部で最も有名な通りのひとつ、グランベリー通り。

 

 

通りにあるこちらの記念柱は、1679年のペスト大流行の後に立てられたもの。

17世紀後半、当時「黒死病」と恐れられ猛威をふるったペスト流行の終焉を

神に感謝してつくられた三位一体象です。

 

 

そんな通りのちょっと奥まったところにあるのが、こちらのペーター教会。

9世紀の創建で、ウィーンでは2番目に古い教会となります。

 

外観は少し地味な感じですが…

 

 

なかに入るとビックリ!

 

ウィーンで最も美しいとも言われる壮麗なバロック装飾がとっても印象的!

天井には1708年に完成したというフレスコ画が見れます。

 

こちらでは毎晩のようにクラシックコンサートが開かれてますが、

ちょっとお手軽にという方には

平日15時、土・日曜20時からほぼ毎日無料のオルガンコンサートがあります。

といいつつ、毎回スケジュールが合わず

まだ一度も見たことないんですが…w

 

 

再び散策に戻ります。グラーベン通りから

 

 

こちらもウィーンの中心部で最も有名な通りのひとつ

 

 

ケルントナー通りへ

 

 

そんな賑やかな通りの入り口にあるのが、こちらのオペラ座。

 

パリのオペラ座、ミラノのスカラ座と並び世界3大オペラ劇場のひとつに

数えられています。1869年に、宮廷オペラ座として幕を開け、

1918年帝国崩壊とともに国立オペラ座となったそうです。

 

2002年には、小澤征爾氏が東洋人で初めて音楽監督に就任したことでも話題に。

 

 

さて、今度はトラムに乗ってリンク周辺を散策してみます。

 

リンクとは、山手線のようにウィーン旧市街をぐるりと囲む大通りことで、

かつて城壁で囲まれていたものが19世紀に取り壊され、

その跡地が環状道路となってリンクと呼ばれるようになりました。

1周約4kmほどになります。

 

 

旧市庁舎へとやってきました。

 

1872~73年にかけて建てられたネオ・ゴシックの建物です。

当時、教会でもないのに100m以上の尖塔を造るのはけしからんという抗議に遭い、

そこで設計者は、塔自体は98mに抑え、さらにその上に市庁舎の男という騎士像

(3.4m)を載せ、手には6mの旗を持たせて計107mの高さにしたという

逸話が残っているとか。

 

クリスマスマーケットが終わり、ただいまその片付けでフェンスに囲まれてます。

僕がフェンスの隙間から一生懸命写真を撮ってから、

カップルが「この人背が高いから上から撮ってあげようか」と声をかけてくれました。

 

世界は愛に溢れています。

 

 

市庁舎前の広場は、ぐるっとスケートリンクになっていてとっても賑やか!

大人から子供まで、ウィーンっ子はスケートが大好きみたい。

 

 

そんな市庁舎と、道路を挟んで向かいあって建ってるコチラの建物は、ブルク劇場。

 

ヨーロッパの中でも、一流の中の一流と言われている劇場で、

外部はネオ・バロック様式、内部はフランス・バロック様式と華やかな造りになっています。

ヨーゼフ2世の時代に建てられ、1874年に現在の位置に移されたとか。

 

 

続いて、コチラはウィーン大学です。

1365年にルドルフ4世によって創設され、コチラの本館は1873~84年に建てられたもの。

これまで15人?のノーベル受賞者を輩出している、

ヨーロッパを代表する名門大学のひとつです。

 

 

続いて、こちらヴォティーフ教会。

1853年、フランツ・ヨーゼフ皇帝が暗殺未遂事件にあったが、

まったく無傷で助かったのを祝して、1856年~79年に、

ネオ・ゴシック様式の教会として建てられたそうです。

 

 

コチラは、国会議事堂。前回に来た時は工事中でしたが、4年が経ち完成してました。

1883年に完成し、民主主義発祥の地ギリシャにちなんだ古代ギリシャ神殿風の建物で、

国会議事堂前には、英知の女神アテナ像が立っています。

 

 

こちらは、美術史博物館。

ハプスブルク家の膨大なコレクションを収蔵するヨーロッパ屈指の博物館です。

なかでも世界一の規模とも言われるブリューゲルの作品群は圧巻のひとこと。

最終日に行く予定です。

 

 

そんな美術史博物館と、

マリア・テレジア広場を挟んでシンメトリーで向かい合わせに建つ同じ建物が、

自然史博物館です。マリア・テレジアの夫フランツ1世の大コレクションを基礎に、

自然科学全般にわたる膨大な展示品が並んでいます。

 

 

こちらはバロック建築の傑作 カールス教会。

 

バロックの巨匠エアラッハが手がけた教会で

カールス6世がペストの終息を記念して建てさせたもの。1739年の完成。

寺院の正面には、ローマのトラヤヌス帝記念柱にヒントを得て築いたといわれる

2本の立派な大円柱を見ることができます。

 

 

続いて、コチラはウィーンフィルハーモニー管弦楽団の本拠地、楽友協会ホール。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が奏でる世界各国に衛星中継される

元旦の「ニューイヤーコンサート」でお馴染みのコンサートホールです。

 

 

大ホールは、金箔で飾られ世界で最も音響がよく、かつ美しい、

別名「黄金のホール」と呼ばれています。 (写真は18年前に撮ったもの)

内部はすべて木造りで、天井も音響効果をよくするために吊られています。

 

 

さて、そろそろ夕食にしますか。

4年前に行った伝統的なオーストリア料理が楽しめる

お手頃なお店に行こうと思ったら… 高っ!!

 

もちろん円安なのは理解してるけど… 

価格自体がめっちゃ値上ってるやん!!

前回3千円で食べたものが、5千円超えって、、、ヒャー

 

ボクだって出来ることなら毎回映える優雅な料理を載せてみたいけど、

貧乏人が見え張って無理しても仕方ないでしょ?w

というわけで、近年オーストリアでリーズナブルな価格で流行っているという

シーフードのファーストフード店 ノルドゼーへ。

 

 

パエリア 14,19 + ファンタ2,99= 17,18€ ≒ 2,768円 

 

 

最後にウィーンの夜をしばしお楽しみ下さい。

 

 

こうしてボクの長い長い1日が終わるのでした。

オヤスミナサイ

 

つづく...