北欧2ヶ国+エストニア旅行記 4日目 【1】 ☆。・:*:.・★ | とむの益々自己満ブログ

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毎日に何か足跡を…


グットモ~ニング☆

今日も朝からとってもいいお天気。
すぐ目の前の港には
大きな船がいっぱいとまっています♪

早朝、旅行に行くことさえ
伝えてなかった兄に
甥っ子へのお土産のことで
ちょっとTELしたら…
「はっ? エストニアから!?」

昔から突然と
あちこち旅に出るボクに慣れっこだとはいえ
あまり馴染みのない国名に
ただただ苦笑いw

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◆シティホテル ポルトゥス朝食◆
朝食を食べにロビー横のレストランへ。

とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 842 ◆ボクの朝食◆
ようやく体調も完全に回復。
朝からガッツリ☆






8時半、お腹もいっぱいなったところで
早速、観光に出発で~す。

とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 875 ◆タリンカード◆
と、その前に、ホテルのレセプションで
コチラの”タリンカード”を購入☆
公共交通が乗り放題・各入場料があちこちで
無料になるというカード。 (24ユーロ≒2439円)
トランクはホテルで預かってもらいました。



とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 238 ◆港より眺める聖オフレ教会の塔◆
遠めにも大きな塔が目立つ、
タリンの旧市街を目指して歩いていきます。






とむの益々自己満ブログ-タリンmap
◆タリンの地図 (地球の歩き方より抜粋)◆
タリンの旧市街は、現在、北ヨーロッパで最もよく保存されている旧市街のひとつ。
13世紀に創設されたこのタリンの町は、約2.5kmの城壁に囲まれています

旧市街は、大きくわけて2つの地域に分かれており…
その昔支配者や貴族たちが居を構えた
市街を見下ろすような約24mの丘の上、「山の手」の”トームペア”と、
商人や職人たち市民が築き上げた「下町」部分。

トームペアには、かつての威厳を代表する建物が
多く残っており今も下町を見下ろしています。

とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 239 ◆タリンの港 ヨットハーバー◆
港沿いをてくてく。







とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 871 ◆カモメ◆
途中、カモメを発見☆
フィンランドもそうだったけど、こちらのカモメ
太っててちょっと大きいんですw





とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 241 ◆遠めより眺める ふとっちょマルガレータ◆
港から歩くこと約10分、
旧市街の入り口となっている門に到着しました。






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◆ふとっちょマルガレータ◆
コチラは町の最も重要な出入口を守るため、
1529年に建てられた砲台、通称”ふとっちょマルガレータ”。
砲弾が発射されなくなってからは、倉庫や兵舎、監獄としても使われてたそうです。

ところで、このちょっと変わった名前ですが、
まずは直径24m、壁の厚さ4.7mとそのまんまの”ふとっちょ”な見た目ねw
もうひとつは、ここが監獄として使われていた頃、
囚人の食事を切り盛りしていた”マルガレータ”という太ったおかみさんがいたらしく、
彼らから威厳と尊敬の念をもって慕われていたそうで…

そんな彼女に由来して名づけられたそうです。

とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 244 ◆スール・ランナ門◆
そんなふとっちょな砲台と
細身の見張塔に挟まれるようにあるのが、
こちらのスール・ランナ門。












とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 245 ◆スール・ランナ門 後ろからパチリ◆
いよいよ、旧市街に入ります。







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◆タリンの旧市街の通り1◆
まずは、町全体を眺めるため高台のトームペアを目指しま~す。

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◆タリンの旧市街の通り2◆
まだ営業時間前なので、町はとっても静か。
通りのあちこちには、このようなレストランのオープンテラス席がいっぱいです☆

とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 253 ◆通りより眺める市庁舎◆
途中チラっと見えた広場にある市庁舎。
あとでゆっくり寄ります。













とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 264 ◆タリンの旧市街の通り3◆
店先の花がとってもキレイ☆







とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 268 ◆タリンの旧市街のリュヒケ・ヤルク通り◆
さら~に、階段を上がっていきます。
この階段を上れば
いよいよ高台のトームペアへ。












とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 271 ◆通りより眺めるアレクサンドル・ネフスキー聖堂◆
ふとっちょの門より歩くこと約20分、
ようやくトームペアにある
ロシア風の大きな建物が見えてきました。






とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 270 ◆通りより眺める聖ニコラス教会◆
後ろを振り返ってパチリ。







バルト海に面して位置する
エストニア、ラトヴィア、リトアニア。
これら3つの国をまとめて
一般的に ”バルト三国”と呼ばれています。

もともとは、ソ連の一部だったわけですが…
★1990年 リトアニア、独立宣言 
★1991年 エストニア、ラトヴィア独立宣言
と、これらバルト三国の独立が、
ソ連崩壊のきっかけとなったとも言われいます。


【エストニアの首都タリンの歴史】
中世の空気を今に伝えるエストニアの首都タリン。
かつては、社会主義時代の負の遺産として暗い影に覆われた
ソ連の一地方都市でしたが、
現在はバルト海のフィンランド湾に臨む賑やかな港町となっています。

タリンには、11世紀頃からエストニア人の砦が築かれていました。
十字軍騎士団のバルト地方での動きが活発になると、
これに伴うようにデンマーク王によって1219年に砦は占領され、
トームペアの上に城が築かれました。
エストニアの人々はこれを”Taani Linn"(エストニア語でデンマーク人の城)と呼び、
現在のタリンの名の由来となったと伝えられています。

その後はドイツ人の進出が進み、
13世紀半ば頃にはロシアとの貿易の中継点として町はとても活気づきました。
今に残る美しいタリンの旧市街の姿は、
タリンが一番豊かだったこの時代の頃のものがほとんど。

しかし、16世紀のリヴォニア戦争によって
商業都市としてのタリンの繁栄は終わりを告げます。
スウェーデン、ロシアと続く支配者の時代には
タリンは要塞都市としての姿を強めることになりました。
そして、ソ連の占領による
長き閉塞の50年がやってきました。


エストニアが独立を勝ち取って十数年が過ぎた今、
すっかりヨーロッパの表情を取り戻したタリンは
中世都市のにぎわいを再びよみがえらせ
”バルトの窓”となっています。

2011年1月にエストニアの通貨がユーロに移行しました。
それによって、エストニアはヨーロッパの一員として
大きな一歩を踏み出しました。
と同時に、長く異民族によって支配され、
やっと独立を勝ち取った小国にとって、
その象徴ともいうべき自国の通貨を捨てるということは、
断腸の思いがあったのでは....

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◆アレクサンドル・ネフスキー聖堂◆
タリンの街並みとの調和を考えると、
ちょっと異端児でミスマッチでさえあるコチラの”アレクサンドル・ネフスキー聖堂”。
1901年に支配者の帝政ロシアによって建てられたロシア正教教会です。


そんなロシア正教教会の前に
建つのが、
現政府の一部と国の議会が場内に入っている
コチラのトームペア城。

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◆トームペア城◆
かつてエストニア人の砦があった場所に、13世紀前半に建てられた騎士団の城で、
現在の姿になったのは18世紀後半のこと。
一見、正面から見ると城というより宮殿のように見えるのは、
当時の権力者が知事宮廷として使うために改築を命じたため。
現在の建物のうち、北側と西側の外壁と3つの塔が15世紀当時の姿を留めており、
右の画像の通り裏側から見ると、かつての城の姿を垣間見れます。


でも… 今もなお、
ロシアの脅威を感じるエストニアの人々の心情からすると、
議会のすぐ目の前にそびえ立っている
このロシア正教教会をどんな思いで眺めてるんだろう。

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◆大聖堂(トームキリク)◆
コチラは、1219年にデンマーク人がトームペアを占領し建設した
エストニア本土では最古の教会 ”大聖堂”。
聖母マリアの大聖堂とも呼ばれ、創設以来タリンにおける中心的教会の地位にあるそうです。
一度は、1684年の大火災によって消失しましたが、
その後約100年の月日をかけて現在の教会が再建されました。


ガイドブックを読むと、
コチラの教会は塔に上がれると書いてあるんだけど…

内部をあちこち探しても
どこにも階段らしきものが見当たらない、、、

なので、
魔道士みたいな格好の教会の方に聞いてみたら、
「私に付いて来なさい」とひと言w
すると、ドラクエみたいなでっかい鍵で隠し扉みたいな頑丈なドアを
開けてくれました!!! w

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◆大聖堂の塔からの眺めるアレクサンドル・ネフスキー聖堂◆

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◆大聖堂の塔からの眼下の眺め◆

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◆大聖堂の塔から眺める のっぽのヘルマン塔◆
画像右側の方に見えるのは、先ほど訪れたトームペア城の南側の塔。
南側50.2mのこの塔は、”のっぽのヘルマン”と呼ばれ国を象徴する存在となっています。


見学後、変な場所から
これまた変な日本人が1人で出てきたもんだから
みんなの
視線をガンガン感じましたw

続いて、塔が立ち並ぶ
下町を見渡せる見晴らしのいい展望台へ。
そこには、まるで絵ハガキのような景色が
広がっていました☆

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◆展望台より眺める旧市街の塔と城壁◆

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◆展望台より眺める聖オフレ教会方面◆

とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 290 ◆展望台より眺める市庁舎方面◆








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◆展望台より眺める聖ニコラス教会方面◆







とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 292 ◆展望台より眺める聖オフレ教会方面2◆








とむの益々自己満ブログ-Scandinavia 298a ◆展望台でパチリ◆
スペイン人のご一行さまたちが
お返しにと笑顔で一枚撮ってくれました。






続いて、トームペアの南端の方に
行ってみます。

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◆キーク・イン・デ・キョク◆
トームペアの南端によびえる高さ49mの塔、”キーク・イン・デ・キョク”。
15世紀末に町の防御のために造られ、
16世紀初めに補強されて今に残っています。
外壁をよく見ると9つの砲弾が壁に埋め込まれいるのが見えます。
このおかしな名前は、ドイツ語で「台所をのぞけ」という意味で、
かつてはこの上から下町の家々の台所がのぞき見えたらしいです。

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◆ネイツィトルン◆
コチラは、先ほどの円塔の隣にある四角い塔が印象的な”ネイツィトルン”。
中世には売春婦の牢として使われていたそうで、
”乙女の塔”いう皮肉な名が付けられていたそうです。


さて、今度は下町の方を散策してみます。

つづく...


P.S まだ後半の画像を全然整理できてないのと、
   まとめるのにちょっと苦戦してるので、、、
   のんびり更新でw