理由としては①童話などに出てくるネズミやタヌキが身近ではなかったため(今でも本物を見たことがないものもかなり多いです)②圧倒的恐怖感などですw
②はホラーなどでもそうですが、日本は心底子供をビビらせ、トラウマを植え付けようとしてくるものが多すぎるwつい先日も、書店で「おしいれのぼうけん」を発見してしまい数十年ぶりに恐怖が蘇りましたw
海外のものも原典はかなり怖い、エグい話が多く、日本に入ってくる際にかなりマイルドになっているので、実際は似たようなもんか、もっと酷いものが多いんですが、日本国内では今もなおクリエイター達がそこはかとないホラーを量産している気がします。
あんまり怖いのとかは最近は親が阻止するケースも多いらしいですが。
しかし一見怖そうな話でも、よくよく紐解いていくと実は結構滑稽だったりおもしろおかしい話が多々あるということを、最近和風RPGを作る過程でいろいろ調べているうちに発見し、これが実に面白いw
よくファンタジーにおいては西洋と日本で比較され、「日本の化け物は弱い」とか言われてしまいますが、たしかにガチバトルは少ない。日本神話でも数えるほどしかない。
しかし知恵を駆使したり、ちょっとしたくだらない話、なんだか愉快な話は多分日本のは圧倒的にそういう系のが多いんじゃないだろうか。
個人的には本当はもっとエグい話だったのだけど、なにかとフタをしたがる日本のお国柄、話や講談になって広めるにはおもしろおかしくしていかないといけないという、古来からあるエンターテイメントを追求する心により改変されているものも多いのではないかと思いますがw
間抜けでどこか暖かみがある、というのは、昨今の市販ゲームにも本当はもっと必要なものな気がします。リアリティやクオリティアップを求められる中で、昔あったようなそういう「ユルさ」を作ったり味わえる余裕が減っているのかもしれませんw
で、今制作中のゲームには種族としてタヌキが出てくるのですが、これが昔話には圧倒的に多いのに現在では存在感の薄いことといったらない。私も見たことはないし、聞くのは正直「タヌキってバカなのか・・・?w」という話ばかりw
しかしかつては狐以上に化ける力が強く、神通力もあり、人をガチで殺しにかかることもあるかなり手だれのヤツラだったようで。昔話でも鬼畜の所業を行うのは結構な割合でタヌキだし。
でも実際は結構間抜けな話もあり、今回知った話は證誠寺のタヌキの話。
しょ、しょ、しょうじょうじ~♪で始まる「証城寺の狸囃子」で有名なアレ。
このフレーズしか知らなかったし、それが元ネタが何なのかも知らなかったんですが、結構こういうのって地域や世代や周辺にいた人によって差はあると思うけど、今回調べて初めてタヌキの話なのだと知りましたw
この童謡の元ネタである千葉県の證誠寺のタヌキの話が、非常に面白かった。
寺に来る者を化かして面白がってたタヌキたちは、新しくやってきた和尚を化かして驚かそうと躍起になるが全く効き目がない。タヌキたちはなんとしても和尚を驚かそうと庭で宴会を開き、大将格の大狸が腹をポンポコ叩いて踊り歌う。ソレを見た和尚は楽しくなってしまい三味線を持って一緒に弾きだす。タヌキは和尚が驚かないので意地になって腹を叩き、結果腹を破って死んでしまう。和尚は可哀想なので丁重に弔ってやったとさ。
まずそもそも何故日本の妖怪とかは「驚かす」ことに命をかけるのかw
(一種の直接戦闘を避ける手段でもあるとは思うが、それにしても驚かすことだけに命をかけすぎだw)
そして一緒に歌い出す和尚もいろいろとおかしいw
さらに芸のためについに死ぬまでやってしまったタヌキ。
なんか一見アホな話だが、つっこみどころ満載で、どことなくユーモアもある。登場人物たちが何がしたかったのかイマイチわからないのだが、多分それぞれに譲れない何かがあったんだろうwそれは彼らの心の中にしかないのでわからない。しかしこのへんが実に日本っぽいと私は思いました。
テレビやネットで紹介される海外の(主にアメリカの)愛すべきバカたちはわりとわかりやすい方向に一生懸命で、怪我したり爆発したり命がけなものが多い。見た目も派手だしわかりやすいから賛同者も多いしそんなバカたちに拍手を送る。
それに対して日本のバカたちは傍から見ると何をやっているのか全くわからない。本人の価値観や概念だけに沿って行動するから、多くの場合は1人か2人すら理解者を得られないw
でも成功した際には、世界中で誰一人思いつかなかったようなとんでもないものを生み出す力があると思います。
常に今を少しだけ面白く、新しい楽しみ方を追求した結果、にわかには全く理解不能でよくわからず底も見えないようなものが積み重なって日本文化というものを形成しているのかもしれません。
以前はそういうチャレンジャー精神にあふれたゲームが結構あったんですが、最近はメーカー側に余裕がなくプレイヤーもなかなか失敗したくないのでシリーズものに偏っている印象で、その多くも細かい改善の増築が多すぎて一回リセットする時期になったんだろうなという気もしますね。大作系はなかなか入りづらいしわかりづらくなっているし、その対策に長い長いチュートリアルが必要になってしまっている。
今は海外の方が意欲的な作品が多い印象。実際やってみるとハマる人が1割以下、もしくは気づかれてさえいないwけどハマるとすんげー面白い。
また国産もそういう良い意味でのクソゲーをもっと出して、そっから何か大きなヒットが生まれるような環境になるといいなあと思いつつ、ツクールでチマチマやっておりますw


