人生を楽しみましょう
今日は娘と奈良へ。
お葬式は京都からスピーチだけでの参加。
二月堂
昨日は琵琶湖バーティカルに参加した後京都のビジネスホテルで泊まった。
アスベスト特有の癌、中皮腫で弱っていた。6月後半、ヨーロッパに猛暑が続いた時にもう時間の問題と分かっていました。
最後の数ヶ月間は酷い痛みにも時々耐えていたので、ホッとしています。
冬に会った時に「73年間、《痛み》と言う言葉の意味が分かっていませんでした。」と言ってました。
ロードレースで疲労骨折してから5キロ脚を引きずりながらゴールした事もあるし、肋骨を骨折してから1週間スキーを続けた彼は決して痛みに弱くなかったはずです。
60代後半はローラーの長距離レースに出たり、まだ健在でした。
しかし、一昨年から背中に妙な痛みが出て、去年はまさかの中皮腫と宣告。
アスベスト被害者特有の病気。肺の膜の癌。治療が無く、進行も速い。
原因は恐らく教師として勤めていた大学での実験室(物理学の先生でした)の作業台が、アスベストの板を使っていたそうです。
個人の利益より必ず社会の利益、そして利益より未来を優先していた彼。
6月開催されたフランスの議会選挙。その時は既に1日の殆どが寝たきりでしたし、食べ物を飲み込む力も失っていました。それでも最後まで社会のことや未来を考えていた彼が車椅子で投票しました。
貧しい農家で生まれ、真面目で努力家。
大学教授になってもそのルーツを忘れませんでした。
運動も抜群でした。クロスカントリースキーや山での自転車、ランニング、ローラースケートやテニスなど・・・
一緒にスキーモ(山岳スキー)もしましたよ。
病気になってから、すぐに自分の身の回りのものを整理し、相続の書類も全部用意し、生まれた村に引越しました。
彼に育ててもらって、本当に感謝しています。そのお手本を記憶に残し、自分も頑張らないと・・・
その価値観や生き方など、これからも続けていきたいと思います。
今月末、フランスに行くのでその時は家族全員揃う予定です。お父さんは、「先に亡くなったら、お母さんの支えが必要なので、8月は予定通り来てね」と言ってました。人の多いお葬式より、暫く経ってから孤独感が出る時期になるかと思いますので、その選択が良いと思います。
二月堂
いつもとちょっと違う雰囲気の旅行でしたが、娘の為にも行って良かったと思います。そして、人生を歩む上では避けられない死別。
悲しみはあるのも当然。いつかその悲しみが感謝と思い出に変わるでしょう。
人生は楽しみましょう。













