あけましておめでとうございます。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
この正月をすっかり執筆に費やして、さすがにそれではマズいと休もうとしたけど特にやることもなく猫を膝に乗せて『悪の首領（プロフェルド）ごっこ』に興じていた孤独な篠原有利でございます。
さて、2019年も始まりまして、平成も後わずかとなりました。
それだけ時代が過ぎても変わらないものはいくつもあるようです。
古い風習はいつまでも残り続けるでしょうし、
慣習や、刷り込まれた価値観も同じです。
以前、こんな話がありました。
『士農工商』についてです。
その言葉はとても差別的だと、凄まじいバッシングが行われていました。
そのバッシングが余りにも攻撃的な上に、高圧的で、
「お前らライター風情が」と
「差別を無くそう」という大義名分の【差別】でした。
このように、僕のような組織に属さない人間はとことん下に見られます。
どんなに否定をしたところで、今の我々の世界に【平等】はまだありません。
私の身内でも、それはあります。
僕は個人事業主というと聞こえはいいのですが、フリーランスです。
会社というものに属していません。
その『組織に属していない』という時点で【信用】はありません。
同時に、個人で仕事をしていて収入を得ると『守銭奴』と言われます。
同じ職でも、特に公務員とは扱いが雲梯の差です。
その目方は何でしょう？
公務員の給料は尊い。
個人事業のギャラは卑しい。
その価値観とはどこから来ているのでしょうね。
どうしても「いい学校に行き、いい会社に入る」という価値観は無くならないものなのでしょうね。
だって、誰もそれに異を唱える事が出来ないから。
だって、周りが言うことだから。
皆がそう言っているから。
お金は欲しいけど、お金を欲しいっていうのは悪いことなんだ。
だって皆が我慢しているからね。
自分は貧乏だけど、一生懸命に働いた対価を貰っているんだ。
汚い手を使っている守銭奴とはわけが違うんだ。
あいつらは底辺の人間だから。
だから誰か褒めてよ。
貧乏している自分を褒めてよ。
私は真面目に企業に仕えているんだ。
偉いでしょ？
ウチの親戚には役場の職員がいるんだ。
公務員だ。
偉いんだ。
だから褒めてよ。
・・・・・・・
ねぇ、
それでいいの？
誰が上で、誰が下って決める事って本当に正しいことだっけ？
人は、誰かを下にしていないと生きていけない。
・・・・のかなぁ？
あなたが、
あなたの価値観を持つ事は悪いことなのかな？
僕は何度も言うけど、
そんな世界を子供たちに渡すの？
「差別はだめ」と言いつつ、差別していることを見ないふりする世界を
そんな世界を子供たちにあげたいの？
わかってるよね？
どうしてらいいか、分かっているんだよね。
でも、声が出ないよね。
だって、怖いもん。
周りから怒られるの、怖いもん。
平気じゃないよ。
叩かれたら、痛いよ。
僕もいっぱい叩かれてきた。
今年も年賀状は仕事関係の人からだけ（笑）
親戚からはゼロ。
だって、「あいつは定職につかないダメな奴だから」
「定職」って何だろう？
どの企業までが「定職」なのかな？
何で比べたらいい？
年収？
負けてないよ？
実績？
負けてないよ？
人脈？
まぁ、まあ。
そもそもそんなこと、勝負じゃないよね。
自分の価値観を貫くこと。
ぼくがやっているのは、それだけ。
僕は【平等】な世界を創りたい。
身分とか、育ちとか関係なく。
自分の価値観を貫いて、平等に共存できる世界を創りたい。
個人で何ができるんだ！？と毎日叱られているけど、
僕が理想としている世界を創ろうとしている場所は無かったから
どこにでも上下関係があって、何処にでも差別があったから
自分で作るしかなかったんだ。
それで今に至る。
平成も終わるんだよね。
新しい価値観
と、いうか
本来の価値観なのかもしれないね。
僕は、年始だからもう一度言うね。
【BUILD A FAIRWORLD】