保険会社の収益 | えらっきーの日記

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生命保険は多くの場合、月払で、他に年払や一時払があります。

損害保険の場合は、1年満期なので、一時払と年払は同じです。

 

一般の事業会社では、商品を売ったら、その時点で収益が認識されるので、年度の利益目標があったら、それに対応する売上目標を達成すれば、他の要素が予想通りであれば、利益目標を達成することができます。

 

一方で、保険会社の場合は、契約を取るタイミングによって、利益への貢献が変わってきます。

月払であれば、想像できると思います。

保険会社は4月から翌年3月までが会計年度になるので、この前提で書きます。

4月に契約を取ると、4月から翌年3月まで12か月分の保険料が入ってきます。

一方で、3月に契約を取ったら1か月分の保険料しか入ってきません。

なので、予算の収入保険料の目標に達するためには、年度の最初であれば巻き返しができますが、年度末に近づくとそれまでに目標を達成していなかった分の保険料もカバーするくらい契約を取らないといけません。

実際には、生命保険は長期契約だし、損害保険は短期とはいえ、契約を継続していくことで、結果的にそれなりの期間、契約をしていくので、会計年度内の収入保険料には過去の契約の継続分が含まれており、契約が取れないと予算が達成できないとしても、それで会社の経営がすぐに苦しくなることはない。

(だから、営業を止めてもやっていける。とはいえ、解約が増えたら苦しくなるけど)

 

では、年払なら、その会計年度の収入保険料に貢献するからいいだろう、と思うかもしれないが、実はそうはならない。

1年分の保険料のうち、その会計年度の分と翌会計年度の分に分けて、保険料を認識するように責任準備金で調整されるため、利益には月払で見たときと同じように、年度末に近づいていくと、収入保険料は多くても、利益にはあまり貢献しないことになる。

 

実際、こうしておかないと、保険金の支払は翌会計年度でも発生するので、今はよくても翌年は利益が減ることになる。

 

この辺を理解しておかないと、保険会社の利益がわからない。

 

わかってしまえばすごくシンプルなんだけど、保険会社にいてもわかっていない人が多い(新人研修で習うと思うのだけど)。