保険に限らず、会社を経営していくうえで考えるのは、商品を売っておしまいではなく、商品を継続的に購入してもらうこと。
同じ商品を継続してもらうのも大事だけど、ほかに提供している商品も購入してもらうのが理想。
たとえば、ヒロインもののアニメで考えると、見てもらうのは大事だけど、それだけではなく、ヒロインの使っている道具(魔法の杖など)やキャラクターグッズなどを購入してもらうところまで視野に入れて作品を作っている。
保険の場合、保険期間が長期なので、保険を購入してもらうことは、長期にわたって保険会社と付き合ってもらうことを意味する。
だから、継続的に購入してもらうのは、保険契約が成立した時点で達成されていると考えてよい。
一方で、それだけで満足していいわけではない。
せっかく接点を持ったのだから、契約者やその関係者の抱えるリスクにあった商品を提供していくことが大事。
経営者にこの視点があるのとないのとでは、その後の商品戦略、営業戦略が変わってくる。
売っておしまいと考えるのであれば、安易に契約を切ることも起こりうる。
実際にはそう簡単に契約を切ることはできないので、これを見ることは滅多にないのだけど、コロナ保険でそれが起きた。
もともと更新を考えていない商品もあって、その場合はいいのだけど、自動ではないにせよ更新を扱っていたものを取り扱いを止めたのは、果たして正しい判断だったのだろうか?
たぶん、目先のことしか考えていない経営者なのだろう、と思う。
ちなみに、現状を踏まえて値上げするのは問題ないと考えている。
適正な保険料を取るのが保険のあるべき姿だから。
逆に、そうしないと、ほかの契約者との公平性に問題が生じる。
もちろん、適正という前提がないとだめなのだが。