企業は、付加価値に対して利益を受け取ることができる。
消費者が、自分で原材料を手に入れ加工することで、商品を手に入れることができれば、企業が提供する商品を購入する必要はない。
商品を購入するということは、原材料から商品を手に入れることができないとか、その時間が取れないことから起こす行動と考えられる。
これが、企業が提供する付加価値だと思う。
保険の付加価値は何かというと、死亡したときや入院したときに保険金や給付金を支払う仕組みだと思う。
一人ではこの経済的なリスクヘッジを解消することはできないが、保険会社が保険を提供することで、それが可能となる。
FPが保険の原価(保険金を支払うためのコスト)に対して、保険料が高いというが、それはその仕組みを提供することに対する対価が大きいのだと思う。
もしそうだと思わないのであれば、保険に入らなければよいだけ。
もちろん、安い方がよいのだが。
今の保険会社は、このことを考えて商品開発ができているのかが、疑問に感じる。
貯蓄性の高い商品の方が、もしくは、簡単に保険金が支払われる商品の方が、売りやすいのは確かだが、そういうのは、別に保険会社ではなくても、工夫すれば提供できる。
保険会社でしか提供できないものを売ってこそ、高い付加価値を与えられるのに、保険会社じゃなくても提供できるものを積極的に提供しているように思えてならない。
ただ、それは今に始まったことではないのかもしれないが(バブル期の一時払い養老の積極的な販売など)
保険の場合、その付加価値を理解してもらうためのハードルが、その抽象的な商品性から、むずかしいのが一因だというのは理解できる。
それを提供してこそ、高い保険料が許容されるのだと思う。