生命保険会社で働いている以上、死というものは、意識しています。
ただ、今日書くのは、人のではなく、虫の。
うちは、マンションの15階にあるのですが、こんなところでも、虫は飛んできます。
今の季節はセミが飛んできます。
先日、うちの窓にセミがぶつかってきました。
窓から、ゴツンって音がしたので行ってみると、セミがさかさまになってもがいていました。
翌朝はベランダを歩いていて、帰ってきたらさかさまになっていました。
すべての生き物に、この世に生を受けた日から意味があるとすれば、このセミは何の意味があったのだろう?
やっと地上に出てきて、コンクリートの上で最期を迎える。
絶対こんなことになると思っていなかったと思う。
種を未来につなげるという役割がこのセミにあったのなら、それが達成できなかったわけで、その障害を、私が与えてしまったということでしょう。
他の生命に吸収されるというのが役割なら、たぶん、ここでは達成できないでしょう。
死に場所は多くの生き物にとって選べないもの。
それは、突然の死を迎えるとか他の生命の一部になるという可能性があるという意味で言っていたのですが、こういうどうすることもできない場でも起こりうるんだなと、セミの死を通して感じました。