何年かやらせていただいている「メレンゲの気持ち」前説。

いつも二組で一本目と二本目の収録前の前説を分けて担当させていただいている。

前回で卒業したぽ~くちょっぷ(2011年度THE MANZAI認定漫才師)に代わって、今日初めてやってきたのはアメリカンコミックスというサンミュージック所属のコンビ。

アメコミの鈴木は、7年前別のコンビを組んでいて我々と共にマセキ芸能社のオーディションライブによく出ていた。

しばらくして、鈴木のコンビ(まだアメリカンコミックスの前身コンビ)が我々のネタをパクったパクってない騒動が勃発し、それから何年もして(鈴木がアメリカンコミックスを組んだあとに)僕はニコジョッキーという自分達のネット番組でそれを喋った。

後日、アメコミの鈴木と一緒になると、いつもはしてこない挨拶を突然してきて「何か失礼があったらすみませんでした」と言った。

何年も前の話だし、僕は実際にそのネタを見てないし(周りの芸人から教えてもらった情報でそれをネットで喋ったし)、そのネタを見た人の中にも「あれはパクりに入らないだろう」と言ってる人もいるらしい。

真偽は分からないが、間違いなく周波数の合わないデカい声と、軽々土足でパーソナルスペースに入り込んでくる感じ。早い話が7年前の初対面の時から゛いけ好かない゛奴だった。

今日、彼らの前説を見るといきなり鈴木はこの世のものとは思えない気持ち悪すぎる動きでお客さんの拍手を促し、これまたこの世のものとは思えない気持ち悪すぎる動きで拍手止めをした。

僕は不意を突かれて爆笑してしまい、彼の相方の飯島がボケていても、鈴木に釘付け。

終わって楽屋、「気持ち悪すぎて笑っちゃったよ」と話しかけ、「でも俺はお前の前説はパクらないけどな」とチクリと刺すと、

彼は「いやいや、ぽ~くちょっぷの関さんがこの前その動画見て『これはパクったうちに入らないだろう』って言ってましたよ。まあ、あの時期にあのネタやったらパクってると言われても仕方なかったと思います。」

と゛いけ好かない゛デカい声で言った。

和解したとか美談を書きたい訳じゃない。
昔抱いた感情とか全部どうでもよくなるくらい時が経って、人間と視る角度が変わるだけで全部笑えるようになるのって面白い。

彼と仲良くしたいとも思わない。けど、アメリカンコミックスは鈴木の相方の飯島がネタを書いているので、僕らと被る心配もない。

ふわふわした文章まさにメレンゲ。とライブなら確実に言いたいこのブログを書きながら、電車でライブへ。

ぽ~くちょっぷと二組でMCです。何で日テレから阿佐ヶ谷まで移動して、いつもと同じようなメンバーと一緒にやらなきゃいけねーんだ。