こちらで記載したように、イメージコンサルティングでは大きく分けると
・パーソナルカラー
・骨格診断
・パーソナルデザイン
を受診しました。
本記事は、パーソナルデザインの診断結果と私の理解です。
パーソナルデザイン診断
骨格診断と異なり、パーソナルデザインは正直定義がよくわかりません。
いわゆる本家といわれるコンサルタントの方のHPで明確に定義されているかというと、タイプの定義はあってもパーソナルデザインが何かを私は読み解くことができませんでした。
私が受診したサロンではこれを「似合う印象・デザイン」と定義していました。
私は、「顔立ちと全体の雰囲気から判断する自身が本来もつ魅力を装いで表現するための指針」、もう少しざっくばらんにいうと「パーソナルカラー・骨格診断だけでは決まらない甘さの度合いなどを含むテイストの最適化」と理解しています。
そして、きっかけの記事でも書きましたが、こちらの価値評価基準となる「魅力」はサロンごとに定義され、合致する美しさを基準に「似合う」を導き出すのだと思います。
繰り返しになりますが、診断を受けるにあたってはこの定義と自分の目指すスタイルの間に齟齬がないことが重要だと思います。
(たとえば私は異性にもてるなどには全く関心がないので、婚活・女性らしいかわいらしさなどを目指すサロンで受けるのはおそらく診断者の方との価値観が致命的にずれます)
なお、パーソナルデザインは顔と雰囲気を対象としており、性格などの内面は対象となりません(それはパーソナルアクションといわれる領域で、パーソナルデザインに合わせにいく技術のように思えます)
診断方法 顔立ちを含む全体の印象・体格・立ち居振る舞い等に基づく診断
-1.柄・素材との相性 柄・質感ドレープとの相性
ひとつ前の骨格診断の記事では飛ばしてしまいましたが、パーソナルカラーのドレープを当てる際に柄ドレープや素材の質感ドレープをあて、似合う柄・大きさを明らかにしています。
また、顔立ちの直線・曲線も見ています。私の場合は目と鼻は直線優位、口元は曲線です。
先生に出会った瞬間から観察されていることは分かります。それに加えて柄・素材質感診断をすることで、パーソナルデザインの診断はほぼ終わっているのではないでしょうか。
-2.パーソナルデザインの理解 6タイプの解説
順序としてはこの後骨格診断を行い、そしてパーソナルデザイン診断に移行します。
最初の手順は各タイプの理解を促す解説です。
かろうじてタイプを知っているという程度の知識しかなったため、特に丁寧だったのかもしれません。
解説の要素としては
・イメージ:こちらはあくまで外形上のものであり、性格は含みません。そのタイプで一般的な「雰囲気」を言います。
・デザインの特徴:似合う/避けた方が良いデザイン
・理解を助けるための芸能人の例
を全タイプについて順に説明いただきます。
イメージコンサルティングが若い世代にも広まったことで、こちらの芸能人の例も幅広い年代を説明する必要があるのでしょうが、例は20代後半以上が多い気がします。
年齢が若返ることはないので、各年代に至った際の指針が得られると思って聞くと非常に興味深いです。
-3.パーソナルデザインの診断 消去法による特定
まず理解を含めた6タイプ(キュート3タイプを分けるとすれば8タイプ)の中からありえないと思うデザインを外すよう言われます。
どこかで読んだのですが、消去法をとることで「自覚しているタイプ」と「自覚はしていないが似合うタイプ」をあぶりだせるとのことです。
おそらく見立てが外れている場合は先生から一言あるのでしょう。
パーソナルカラー・骨格診断いずれも自己診断ではわからないということを自覚したところでしたので、この二つ目の「自覚していない」というのは納得感があります。
診断結果 Dominant ロマンス Secondary ファッショナブル
消去法で真っ先に私が消したのはグレースとキュートでした。
次に削ったのはフェミニンでした。
そこまできてそれ以上は分からなくなりました。
最後、先生の力も借りて削ったのはナチュラルでした。
ちなみに先ほどの「自覚しているタイプ」はファッショナブルです。
しかし、最終的にはロマンス・ファッショナブル。つまり、ロマンスがメインという結果になりました。
骨格診断ストレートの箇所でしつこいほど書きましたが、私は女性的な身体ではないのでロマンスの色気とは程遠いとも思っていたので、心から驚きました。
しかし、準備の記事でも記載した「似合うかわからず先生にみていただくためにもっていた服」はことごとくロマンスでウィンターの色合いだったので、案外心の底では分かっていたのかもしれません。
私なりの理解
-1.自己認識とのずれ
顔に直線が多く雰囲気もファッショナブルに近い私ですので、メインとなるパーソナルデザインがロマンスだというのは実に不思議です。それまで想像したこともなく、むしろナチュラルの方がまだ合いそうです。しつこいようですが、とにかく女性的な曲線を出すにはプロポーションがついてきません。胸元が寂しすぎます。
しかし、ここで出てくるのが先ほどの「魅力」の定義、サロンの指針でしょう。
「知的に華やいで見える」
この定義に照らしあわせた場合、私がファッショナブルをメインにするとおそらくきつくなりすぎます。TPO次第ですが、少なくとも私の今の仕事には合いません。
ちなみに、後日先生とやりとりさせていただき、ロマンスとファッショナブル、この二つはほぼ同程度だと伺いました。仕事で知的・エレガントに見せる場合はロマンスを使い、大人顔をいかしてクール・マニッシュに見せるならばファッショナブルに寄せれば良いわけです。これはお得です!
-2.パーソナルカラー・骨格診断への影響
何故私が秋…ゴールドとの相性が良かったのか。また、骨格ナチュラルの服装も似合ったのか。この答えはパーソナルデザインにあると、それまで先生にも言われていました。ようやく答え合せです。
ロマンス・ファッショナブルがパーソナルデザインの私はとにかくゴージャスなもので盛ると雰囲気が上がるのです。だからゴールドが思い切り似合いました。また、ファッショナブルらしいマニッシュさを出す時にオータムがとても雰囲気をあげてくれます。やっぱりオータムは合ってるんだ!
また、ファッショナブル要素があるので極端な重心の服も似合うのです。骨格ナチュラルの服装は得意なのです。
-3.使い方
私は今回診断いただいたパーソナルデザインとそれまでのスタイルにほとんどブレがない人間でした。ですが、中には思いもよらないタイプと診断されて戸惑う方も多いでしょう。SNSでも迷走されている方をよく見ます。
パーソナルデザインはあくまで魅力を高める装いであり、それ以外が禁止されるわけではありません。先生も「好きなデザインをあきらめる必要はない。工夫次第でうまく切ることができる」と強調されていました。
私の個人的な理解ですが、顔立ちや骨格から導き出されるパーソナルデザインは、自然な姿からそう遠くない装い、つまり少ない工夫・偽装で最大限の雰囲気をだせる省エネなスタイルなのではないでしょうか。だから、きっと私だって工夫すればキュートガーリッシュのスタイルで装うこともできます。おそらく日本よりも体格が良い方が多い海外にいけばより装いやすくなるでしょう。
でも、それには作りこむだけの知識と技術が必要でしょう。私のようにおしゃれ初心者でも少し盛るだけで素敵に見える、自分に近いスタイルがパーソナルデザインなのだと思います。