ようやく観たい映画に行けました。
東京では有楽町と新宿とこの立川でしかやってなくて、有楽町と新宿は全然行ける時間と合わず
初めて行く立川のkino cinéma。
はい、これが観たかったのです
「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」
私の中で1番好きなデザイナーです
ちなみに2位はDG、3位はトム・フォードとアレクサンダー・マックィーンが並びます
この上映スクリーンは25席でゆったりとしてリクライニングシート。
最高ですよ

よーわからんけど
日本が大混乱だった2011年に当時Diorのデザイナーを解雇されたのを私は翌年くらいに実は知って何があったんだろうと思ってました。
私的にジョン・ガリアーノのDiorとトム・フォードのGUCCは永遠なので
差別発言があり、解雇となったのは知っていましたが、それまでの経緯などを知りたかったので、本人が出演でのこの映画、めちゃくちゃ良かったです。
彼のセンスはスペイン人の血なので、大胆さと繊細さを合わせ持っていて、突拍子もないのに上品とか、大胆で美しいとか。。。
どこかにフラメンコの要素が垣間見える作品も多い。
ジョン・ガリアーノ自身もルーツがスペインなのでフラメンコと映画の中でも口にしています。
音楽もなんかフラメンコ的な足音が入っててフラメンカはくすぐられます。
あり得ないほどの天才が故に、恐ろしいまでのコレクションの数を手がけ、華やかな世界でインタビューも多く、付き合いも多く、どんどん壊れていく様子が当時の映像からも読み取れます。
これではアレクサンダー・マックイーンのように自◯してしまってもおかしくない。
マックイーンの映画も観ましたが、彼のスケジュールも有り得なかったですが、ガリアーノはもっとだったかもしれません。
それが故にアルコール依存症と薬が手放せなくなり、壊れていき、問題の差別発言で解雇となりファッション界から追放的になりました。
でも生きててくれて良かった
そして素晴らしい心強い仲間たちが、彼に手を差し伸べてくれた。
やはりとんでもない天才は、また表舞台に戻って来る。
あまり話しすぎてもネタバレになり過ぎるのでこの辺で。
ただ一つ、残念な発言だったけれど彼にはこの事件が必要だったのかもしれない、と。
バブル時代を過ごしてブランド大好きな方は特に興味深く面白いのではないかと思います。
もちろんそれ以外の方も監督もインタビューで言っている「心理的ミステリー」なので、楽しめると思います。
久々映画でパンフレット買いましたが、買って良かった。
ガリアーノのインタビューや監督のインタビューも興味深く読みました。
ガリアーノ最高
今年、メゾン・マルジェラの契約更新を拒否したらしく、フェンディに移籍との噂も。。。
フェンディ買いたくなるやんかー
(ハードル高いな)