旅ブログ最後はテーマがViajeでなく、やはりFlamencoになっちゃいます
旅の間、マドリーより上の地域でタブラオ以外で行われるフラメンコのイベントはないかなと探していたら、まさかバルセロナでファルキートの公演があると
それも旅の最後の夜に
ファルキートはもう日本で観れる事はないので(フラメンコ人たちはその理由ご存知かと。。。)、観られるとすればスペインもしくは他の国。
タイミングをそれに合わせて行くのはなかなか難しいけれどファルキートがあわせてくれた
私、持ってるなと思った
バルセロネータでパエリアを食べた後バルセロナの街から少し郊外にあたるテアトロで行われるのですが、結構時間がギリギリなのでタクシーで向かう。
すると結構途中が渋滞
えーっ、もしや間に合わないなんて思いましたが、途中からタクシーの運転手さんがするする抜けるわ飛ばすわで5分遅れくらいで到着
良かった、まだ始まってない
でも私たちが最後だったぽい
待っててくれてありがとう
チケットはこれ
会場のL’auditori De Cornellà は満席
この公演出演者はこちら
Baile
Juan Manuel Fernández Montoya "Farruquito"
Cante
Ismael De la Rosa "el Bola"
Mari Vizarraga
Manuel de la Nina
Guitarra
Manuel Valencia
Percusión
Paco Vega
とありますが、ファルキートの息子のファン・モレノくんと一緒に出演
オープニングはテーブルに2人が座りブレリア叩いて親子でリズムの応酬
ここから高揚してきちゃう
そこからカーニャに流れていき。2人でカーニャ。
いや〜ん、めっちゃめちゃカッコいいんですけど〜〜
そこからモレノくんのアレグリアス。
ホントに分身可愛いカッコいい
最後にリズムありのリブレ風味に「ティリティタ〜ン」が来るのが憎くて色っぽい構成で早熟感。
これ、私頂きました
そしてファルキートのシギリージャ
もうこれ凄すぎてなんだかわからない
レマーテを3から仕掛けるのが多くて、これも私頂きます、と思って観てました
ファルキートは中身はどれだけ悪であろうとも(笑)、とにかくマルカールが美しくeleganteなんです
そして仕掛けたレマーテが一切走らないのに小気味良く身のこなしが素早く軽い。軽いと言ってもフラメンコ的に大事なものは全て詰まっての軽さ
ここのファミリアみんな凄い実力ですが、このエレガンテと身のこなしはファルキートだけ。
神から授けられた特別な才能なんですよ
そしてこの後はソレア・ポル・ブレリア。
これも死にます
お得意にも程があるでしょ(笑)
よくりかぽんがファルキートになりたいと言ってて、
「まぁまぁまぁまぁ」と言ってた私ですが、今回の公演は私が、
「ファルキートになりたい」
と思ってしまいました今頃〜〜って聞こえてくる
でも今です。
今回ファルキートは更に進化したと感じました。
そして締めの表現がほとんど観客に向かう。
エンタ的でありmuy flamenco
なんかリズムもとんでもない事になってるし。
カホンとの掛け合いはほば何やってるかわかりませんでした(笑)
フィンデでは、ファルキートは唄うはギター弾くわ、ギター弾きながらブエルタするは踊るわで自由にフラメンコ操り過ぎ。
羨ましいよ、あたしゃ(笑)
ギター・カンテ・パーカッションも超すごくてsalvaje
素晴らしい公演に大スタンディングオベーション
大満足でポスターと写真をパチリ
すると楽屋口で垢抜けたアーティストっぽい人たちが出待ちしてる感じなので、もしや出てくると思って私たちも待つ事に
待ってるとヒターノっぽいおじいちゃまが声をかけて来た。スマホを渡してくるような感じで近寄って来たので、写真撮って欲しいのかと思ったら、
「違う、違う」
と。するとこの方、ファルキートは甥っ子だと言う。
えっ、まぢで
フラメンコを楽しんでくれてありがとうとか、フラメンコの素晴らしさや日本にサラゴサ出身のフラメンコのカンテだかギターがいるだろとかよくわからない事も言ってて、
「ん大丈夫か、このじーちゃん」
とも思ってましたが、話してる時にファルキートが楽屋口からなんと出て来てみんなとツーショット撮り出した
するとこのじーちゃんが私の腕を掴んでファルキートに寄っていって、
「この子たちとも撮ってくれ」
と言うと、ファルキートが満面の笑みで、
「どう、良かった」
と。
死ぬわ、まぢで(笑)
やったー
最高
おじーちゃん、疑ってごめんなさい(笑)
感謝、感激です。ありがとうございました
この後興奮でランブラスに戻り、バルでクールダウン
BCNでお世話になったEliちゃんと合流して語り最後の夜を気持ち良く過ごしました
皆さま、短いスペイン旅でしたが旅ブログのお付き合いありがとうございました
短いながらもいろいろ吸収してきたのでまた今後の人生に生かせるかなと。
また改めて精進致します
Viva España