先日、友人の店でカットしてもらったとき、
新人さんから質問が・・・
「学生時代、勉強は、科目で何が得意でしたか?」
「う~ん、得意なのはなかったよ」
「じゃあ、好きだったのは?」
「う~ん、好きなもの?それもなかったね」
「えぇ~!ほんとですかぁ? 僕とおんなじだ!!
でも、大学では何科目くらい勉強するんですか?」
「細かく分けたら、基本的な30科目くらいから数十科目
になるよ。いまは専門科が増えて、臓器別に科目があると
いってもいいからねぇ」
「ぎょえ~~、やっぱりすごい!」
「すごくはないけど異常な数かもね。もちろん好きでも嫌いでも
全部勉強しなきゃならないんだよ。
でもいまではほとんどご縁のないことも・・・」
「やっぱり、理系ですよね?」
「いやいや、ほとんど文系といってもいいんじゃないかな?
教養課程で、医用物理学、有機化学、生物学(分子生物学)、
数学(統計学)など理系科目は、みっちりやらされるけど、
それ以降は実習に明け暮れ、あとはすべて覚えることばかり」
「文系って??」
「理屈より、目の前にあるものを知ること。そして無条件に
覚えること。けっこうしんどかったよ」
「・・・そうなんだ・・・」
「一番ひどかったのは、大学6年間の集大成となる卒業試験と、
そのあとの国家試験だったね。寝ても覚めても、覚えること、
記憶することの連続だったよ」
「想像できないや~、先生って超人?」
「あはっ!なんやそれ?見てみ~同じ人間やろ・・・笑」
「話きいただけでも、ぞぉ~っとします。
僕・・・暗記、苦手なんです(>_<)」
「そりゃ、僕も同じだよ。でもね、知らず知らず、時間に追われ、
睡魔に襲われながらも、寝る前にベッドの中で読んだものが、
朝には頭に沈殿しているんだ。
そして、ベッドに入ったまま、起きずに記憶を整理・反復すると、
もっと沈殿しやすくなることに気が付いてから、
敢えて、分割睡眠をとったりしてね。
記憶するのは、いつもベッドの中・・・笑
人間って、もがき苦しむ(?)と何か得ることもあるんだね」
「あっ!前に茂木先生(脳科学者)がテレビで同じこと
言ってました^^」
「そうだったん?じゃあ、何か理屈がありそうなんだね。
当の本人、必死だったんで思考錯誤していたら、何となく
自分のスタイルみたいなものができたのかな?」
「そうですよ!茂木先生もそれを繰り返すうちに、ひらめきや
よいアイデアが浮かぶようになるとか・・・」
(しかしテレビの内容、よく覚えてるなぁ!)
「そう!まさに僕らの仕事ってある意味、自分の経験と、
頭の中から知らず、物事を判断する『勘』みたいなものが
出てくるんだよ」
「『勘』も、はたらきやすくなるっていってました。
やっぱ・・・すごいや」
「う~ん、『勘』に頼る人生になってしまったかぁ(>_<)
うん、でもこれって人間らしいよね?^^」
「いや、先生は超人・・・僕らとは違う」
(どうしても違うと言い張る。しかし、修行僧のようなこと
して来たからちょっとは違うんかな?)
「でもね、話変わるけど、外科医の元祖は理容師さんて
知ってるよね?」
「はい、学校で習いました。ここ(店)にはないですけど、
あのマーク(理容店の看板にある)青と赤の線が血管の
色だって・・・」
「そう、昔は理容師さんが外科手術をしていた
(手術といえるものかはわからない)名残なんだ。
だから、外科医はその昔、ミスター(Mr.)と呼ばれ、
内科医は、功徳を積んだ高僧のようにドクター(Dr.)
と呼ばれ、別格扱いされていたんだ」
「へぇ~、近かったんですね。でも今は違う!」
「まあまあ、あまり人を職業とかで区別しないこと!」
「はい、わかりました~」
以上は、私の大学時代の「睡眠学習(?)」の例です。
今回は記憶を「沈殿」させるという点について、
書かせていただきました。
しかし、次のステップは「創造性」への発展になります。
この知識を詰め込む作業と並行して訓練していくのですが、
そのことについては、またの機会にお話します。
お付き合いくださりありがとうございます<(_ _)>
LUKE
↑同じく大学時代に友人たちと必死に演技を勉強して、今でも
思い出して口から出てくる歌とセリフです。