みなさん、こんにちは~。

 

 

人の役に立ちたいとかって

結局、自分のためじゃん。

 

私は自分が

人に認められたいとか

有名になりたいとか

 

そういう欲求の方が

シンプルだし

嘘がないって

気がするたけ。

 

 

先日見た

朝ドラ「おかえりモネ」の

ワンシーンでの言葉。

 

 

主人公のモネが

祖父に

「モネのおかげで助かった!」

という言葉に

嬉しさをかみしめていると

 

職場の先輩であるリコが

冒頭の言葉を

モネに言い放ったのね。

 

 

そして

 

「『あなたのおかげ』

という言葉は麻薬です」と

 

医師である

菅波先生に

言われた。

 

その理由として

 

気持ちいいでしょ、単純に。

すべての不安や疲れが

吹き飛ぶ。

 

自分が誰かの役に立った。

自分には価値がある。

 

そう思わせてくれる。

 

(中略)

 

自分は無力かもしれないと

そう思っている人間にとって

これ以上の快楽はない。

 

脳が言われたときの幸福を

強烈に覚えてしまう。

麻薬以外の何物でもない。

 

そしてまた言われたいと

突っ走ってしまう。

 

その結果

周りが見えなくなる。

 

行き着く先は

全部自分のためだ。

 

 

あなたのためは

自分のため・・・

 

 

 

 

こんな本を読みました。

 

 

 

 

『オンナの奥義』

 

阿川佐和子さんと

大石静さんの対談本。

 

 

人生の酸いも甘いも経験した

熟女の本音トークで

面白かったな~。

 

 

いろんなテーマについて

語っていたんだけど

 

その中に

「仕事」についての

テーマがあってね。

 

 

大石静さんは

こう言います。

 

仕事をすることは

評価にさらされること

 

評価にさらされる幸せって

あると思う。

 

 

いわゆる

承認欲求と

いうものだろうか。

 

 

誰しも

そんな承認欲求は

あるにせよ

 

その承認欲求を

むき出しにするのは

 

ちょっと恥ずかしいというか

 

「能ある鷹は爪を隠す」

じゃないけど

 

評価を気にしながら

やってないわ~って思いながら

 

誰も見向きもしてくれないと

へこんでしまう。ニヤニヤ

 

 

 

だから

 

「あなたのおかげ」

なんて言われると

うれしくなる。

 

 

 

そして、こんなことも

書いてあった。

 

したい仕事より

必要とされる仕事を

 

 

大石さんは本当は

女優になりかったんだと。

 

でも全く芽が出なかった。

 

つまり女優としては

自分は必要とされなかったと。

 

 

でも脚本は違った。

 

企画がボンボン通り

脚本家として

必要とされた。

 

そして

今の彼女がある。

 

 

脚本を書くことの方が

女優になるより

才能があったのかもしれない。

 

 

でも、脚本書くときは

楽しいって思ったことがなくて

毎回苦しい、つらいんだと。

 

仕事が好きかと言われたら

それもよくわからないと・・・。

 

 

同じく

阿川佐和子さんも

インタビューや書く仕事は

基本辛くて

時々「楽しい」が

あるくらいだと。

 

 

お二方とも

今いる環境で

与えられた仕事

必要とされる仕事を

きちんとこなし

 

 

結果、まわりから

「あなたは必要だ」と

「あなたのおかげだ」と

「あなたはすごい」と

評価してくれる。

 

 

そして

その評価に

さらされる幸せを

実感しておられると。

 

 

 

 

これ読んで

ちょっと唸ってしまった・・・。

 

 

評価を気にするけど

 

自分がやりたいことより

必要とされることの方が

幸せなことなのか・・・。

 

本当にそうなのかなって・・・。

 

 

 

 

私はがんばり教だし

 

がんばらないと

自分には価値がないという

思い込みを持っていたし

 

だから時に

 

こんだけ頑張ってるんだから

評価されて当然でしょって

思うこともあってね。ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ

 

 

 

でも頑張っていることは

自分では言わないから

 

他の誰かが評価されると

嫉妬心が生まれたり・・・。チーン

 

あ~、ほんとめんどくさい奴・・・。笑い泣き笑い泣き

 

 

承認欲求というものに

振り回されてるな~って

時々思う。

 

 

 

もちろん

評価されたら嬉しい。

 

だから大石さんがいう

評価にさらされる幸せって

わかる。

 

 

でもこれって

一時なんだよな~。

 

ほんの一瞬。

すぐ消えてしまう。

 

 

でも、その評価を

落としたくなくて

キープし続けることに

エネルギーを使っていく。

 

 

だから

しんどくなる。

つらくなる。

 

 

 

承認欲求は

大なり小なり

人間なら

みんな持ってるだろうし

 

 

その承認欲求が

あるからこそ

大きな力となり

行動力へと

つながっていく。

 

 

でも一方で

 

自分を苦しめる毒にも

なりうるような気がして・・・。

 

 

 

 

別の本で

こんなことが書いてあった。

 

 

『ハーバードの人生を変える授業』

 

 

周りの声や意見は

自分の内なる声を聞く邪魔にもなると。

 

 

そして

こんな問いかけがあった。

 

あなたは誰にも

感謝されないし

仕事も評価されない。

 

どんなに素晴らしい

生き方をしても

褒めてもらえないし

 

どんなに裕福でも

気がついてもらえません。

 

ただ一人あなただけが

自分がどんなに素晴らしいかを

知っているのです。

 

このような世界で

あなたは一体何をしますか。

 

どんな仕事をして

どのような生き方をするでしょう。

 

 

 

この問いのキーポイントは

 

ただ一人あなただけが

自分がどんなに素晴らしいかを

知っているのです。

 

というところだね。

 

 

 

つまり、まわりの評価が

どんなものであっても

 

 

自分だけが

自分のことを

すばらしいと知っている。

 

そんな前提なら

 

 

 

承認欲求って

どうなるんだろう・・・。

 

あなたのおかげ

という言葉は

どう響くんだろう。

 

したい仕事と

必要とされる仕事を

 

どんなふうに

とらえるんだろう・・・。

 

 

 

 

ちょっと考えてみた。

 

 

 

あなたのおかげが

自分のためであっても

 

そんなこと

どっちでもいいかもしれない。

 

 

誰かのためだろうと

自分のためだろうと

 

必要とされていなくても

 

やりたいことをやって

 

時に

必要とされることも

やってみようと

思うかもしれない。

 

 

 

つまり

承認欲求が

いけないんじゃなくて

 

自分が自分のことを

どう思っているかによって

 

承認欲求の感じ方も

違ってくるんだろうなって思った。

 

 

 

承認欲求は

自己肯定感と

深いつながりが

あるということだね。

 

 

 

だから

承認欲求で

振り回されそうになったら

 

 

私が

私を評価しているか!?

 

 

そんな問いかけを

してみるのもいいかもしれない。

 

 

 

みなさんの承認欲求は

どんなものですか?