3日目の夕方、先生が結果を見ながらお話をしてくださいました。
今までにない固い表情です。
話し始めるといつものにこやかな顔になり、お疲れさんでした。
と、始まりました。私は、検査中、泣いてしまってごめんなさい。
先生は、「同じくらいの女性は泣かれる方が多いですよ。
きれいな写真が撮れたので大丈夫です。がんばりましたね。」
やはり、怖さもあるんだけど、子供たちの為に頑張ろうと思う気持ちと
逃げてしまいたい自分。。。
先生の優しい言葉に救われます。
動脈瘤はというと、右目の奥、血管の分かれ目にいびつなかたちで、
大きいところでは10ミリ。根元が広い。
視神経にかかっている。
模型を使って、ここにありますと、丁寧にお話してくれます。
これをどうするか?です。
1、開頭手術でクリッピング
2、カテーテルで、コイルをつめる
3、経過観察
なんですが、瘤の形がいびつでカテーテルで、コイルを詰めると
突き破ってしまう可能性があるのでできません。
主治医の先生はカテーテルを専門にしている先生です。
他の先生に代わるのかな?と、考えてると、
開頭手術になりそうです。
ここにいる先生全員で検討して最終的に決めますが
今のところ開頭のほうがいいとおもうんです。
けど。けど??なに??
開頭でも難しいです。
言葉を失う私たち夫婦(((゜д゜;)))
少し間をおいて、難しいですけどできます。
できますが、ここからはリスクのお話。
まず、視神経にかかっているので、右目の視力を失うかもしれません。
手術中に破裂して亡くなるかもしれません。
左半身に麻痺が残るかもしれません。
(*_*)もっと細かいお話もありましたが、全部。。かもしれません。
なんです。手術してみないとわからない。
でも、しないと瘤を持ったまま生活です。
この大きさの瘤を持ったままって
クリッピングするとしたらと、手順も説明されました。
おでこの左端あたりから右耳の上まで切って、開けていく。
術中破裂したら血を止めるために首の動脈を確保しておいて
いつでも止血できるようにする。
ここまで話をして、いつ手術するのか聞くと、
ちょっとよく考えてきて。と、先生は言います。
すぐに手術だと思っていた私はなんで??そんなに難しい??
そうではありませんでした。
急いで手術をして、もし後遺症が残ったとしたときに
がんばれるか?もちろんそうならないようにします。
よく考えて、来週くらいに外来に来て開頭してくださる先生とも
会ってみませんか?
そのあと、黙っていた旦那がいろいろ質問をしました。
私はセカンドオピニオンを受けませんでした。
自分でもなぜだかわからないけど、先生の第一印象
あとは、元気になるにしても、もしものことがあったとしても
家族の近くにいたかった。
旦那の質問の中にテレビで見た県外のスーパードクターに
紹介状をだしてもらえるか?ってのがあったけど、
この病院がいいな。と、思ってました。
最終的に私がここでお願いしたいと決めたんです。
先生は紹介状は出しますよ。納得してから治療を始めましょう。
来年というなら来年でもかまわないからね。
そんな感じで、初の入院は終わりました。