既に1週間前となってしまったが、UFCファイトナイト・ラスベガス28に登場した、ジョージアのロマン・ドリーゼ選手。
気色悪い笑みと髭、そして足関節がトレードマークの選手だが、そのトレードマークのひとつ足関節を狙うも不発に終わり、下になりポイントロスしての判定負けを喫した試合からの復帰戦であった。
そのためか、なんと今回の試合では相手の何とかスタロポリ選手?(名前わすれた)に組み付いてバックにへばりつき、特に何もしないまま安全に3Rを過ごすという驚異の戦法を敢行し判定勝ちした。
組み付きを返せない何とかスタロポリにも問題はある。だがそれにしてもひどすぎる。
ところがUFCの舞台はアメリカ。かの国では試合が面白いつまんない云々ではなく、とにかく勝利することが尊ばれるというのはよく聞く。日本とは異なり、過程ではなく結果を評価するのがアメリカンスタイルなんだと、訳知り顔の自称事情通が得意気にのたまいそうな話である。
実際、アメリカのファンたちは、しがみつきドリーゼ選手の戦いぶりをどう感じたのだろうか。
そんな疑問を抱いていたところ、なんともタイミングよくツイッターにロマン・ドリーゼ選手のinterview記事があがり、それに対して英語の(おそらくは米国UFCファンの)コメントがついているではないか。早速読んでみた。幸い、私でも理解できるレベルの文章である。
◎私が観た中で最もひどい試合のひとつだ。おそらく最悪のものだろう。彼は何もしなかった。
◎彼の次の試合は放送されないか、もしくはベラトールで行われることを強く望む。
◎ロマンは最低でも3年出場停止か、もしくはUFCをクビになるべきだ。こんなに私が苦しんで観戦した試合はない。文字通り、観るのに苦痛を感じた。
結論として、普通にアメリカ人でも怒っていた。それはそうか…… †