Ekoの呟き
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八月二日(火) 世事多し

決して忙しくはない。しかし暇でもない。

つねに真向かうものがある。いいか悪いかはべつとして幸いなことと思っている。

あるブログから、百人一首をひもといてなつかしい時間ももててはいる。



遠鳴りも花火も見えぬひとときをじっとそのまま生きざまにする


長良川うかい船ゆれゆれる灯の燃えさかるもの遠くなつかし


澄みわたり秋かとおもう朝がきて宵待ち草のはなびら光り


夢をみるすきもあたえぬ深き沼たゆたいながら着く昼めざめ

七月二十一日(木)  静寂

深夜になり、やっと涼しくなった。



2. 航海


ただ広くほぼ一日の航海の空と海とのかたはしに佇つ


セピアいろ昔を透かす写真から友のかたりべ夜通しつづき


時をとめ死への洞穴のぞかせて輪郭くらく海の落日


いっときをくつろぎ眠りコーヒーの苦き香りに呼び戻される


蒸し風呂のふた引き上げたフェリーから車体滑らせ北の大地へ




七月十八日(月)  久々のブログ

いない間にブログ新装?  3回目にやっとここへたどり着いた。


あっという間の旅行のはず、帰宅したら現実は厳しーい。

でも覚悟の上、少しづつ紀行文まとめながら、歌もできればいいかな。



1. 北へ


ひとつふたつ重い想いをポケットにいれるリュックは淡いブルーいろ


空々とわが家をあとに旅にでる走路はるかな舞鶴めざし


迷いなくくぐもる空とおとずれる やがて霧雨あまの橋立


真夜中(よる)に浮く224.5mのフェリーにはときめき超えて肝をぬかれる


日本海すーっとすべる巨体船 気づけば携帯圏外になり






七月 一日(金) 旅にでよう

今日から15日まで北海道 ・・・ 学友4人の、きっと珍道中。

観光本 手元になく、わくわく感はボチボチ船の中で。今夕は日本海。



六月の雨こぬ空はなお低くゆかたにさらり片腕(うで)通しみる


ひと夜だけ明ければ七月書きうずめホワイトボードは伝言・依頼


夕やみがやがて濃くなる田舎家のあなたペースで食む天むすび

六月二十九日(水)  薄曇り

古里の土の匂いを運びくる姉の方言(ことば)に埋まる空洞


三回忌小窓をたたく風が吹き二つ違いの兄は蜉蝣(かげろう)


大切なもの幾つかを詰め込んで旅への支度やや着々と


膨らんだバックは古いルイ・ヴィトンちょっこと装うおばちゃんの旅


下降するエレベーターが開く瞬間 ほっといつもの私に戻る

六月二十七日(月) 今日も真夏日

山歩き参加した後悔口ごもり スッキリ揺れる野あざみに遇う


腫れるもの毒するものに効を奏す花咲くタデの実をまつ母の背


いまはもう忘れるほどの若さなら両手交互に決して放さず


歩道横をウィンウィン唸る草刈機 つゆくさ二本見えし紫


?チャンネル スタイル抜群の女性から贅肉落しを真似るストレッチ







六月二十五日(土) 部屋は25度

やさしさを失くしそうな日 時々に雨水欲する紫陽花のいろ


さやさやと風は香たて疾り去り九十一の母の昔話(はなし)に


寒天の透明でなく白くなく もの相乗と臓器を抜けゆく


ただ歩く夕されし頃もも色のここで決断(きめ)ろとハナミズキ揺れ


空っぽの精神(こころ)抱えて訪れる其処は歩行(かち)町小さき古書店



六月二十二日(水) 体調回復

旅先の部屋でまどろみ掌に右鎖骨窩(か)の沁みる鬚あと


おはようと痩せた左腕にもつ柄杓 水琴窟の音色(おと)の確かさ


水みずと水にただよう話しから展がる言葉は空(から)梅雨に翔び


城山に登った記憶の深底(そこ)の底さぐりし指にのこる結実


動かない日常という長さより好きでいられる時間(とき)を温め


戒めも社会の決め事なにもないブーケの中に相手(きみ)を覗ている

初夏日

* 一面に広がる畑で息ころし細胞膜(まく)を透(ぬ)けゆく菜の花を覗る


* 叱る子もすでに三十路を歩まんと予知のできない一日(ひとひ)にたじろぎ


* 初夏(はつなつ)の雲のゆくえに掌を合わす一周忌という出来事を秘め

6月11日(土) 久しぶりの雨

引越しの手足やすめてかろがろと奥道後(どうご)の風にたんぽぽ揺らぎ


折り込み地図広げて現在(いま)の私からたどりゆく距離見えぬ長短