野鴨の哲学
4ヶ月前に入社したメンバーもそろそろ仕事に慣れてきました。
ただ、仕事を覚え始めてきた頃が一番大切。それは技術だけ覚えることを意識するあまり、会社が目指している「心」をおざなりにしてしまう可能性があるからです。
昨日もその点を指導しました。
・お客様目線で考えて対応すること
・仕事はけっして作業ではない
・効率化はお客様満足を満たした後に考える
厳しいようですが、仕事は覚え始めが一番大切なのです。
●目指すは「目が指す方向」
●志すは「心が指す方向」
目先にとらわれてはいけないので恐れず指導します。昨日もお客様の対応で新人メンバーをフォローした後、手書きで一筆お客様に送るよう指導しました。
本日、そのお客様から本人宛に「神対応!」とお褒めのお電話を頂いたようです。私に報告する本人の声にも熱がこもっていました。
たとえ指導して本人が一時的に凹んだとしても、お客様の喜びの声で自身もまた成長し、仕事の喜びを感じていく。そして自分で仕事のやり甲斐や喜びを感じていく。
「野鴨の哲学」という話があります。
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越冬のため南に飛び立つ渡り鳥たち(野鴨)が嵐で旅立つことが出来なかったことを可哀想に思い、湖のほとりに住む老人がえさを与えました。毎日えさをやっていると他の渡り鳥も集まり、冬をその湖で暮らす渡り鳥が増えてきました。暖かい地域へ旅立たなくても老人のえさがあるので、生きていけるのです。
こうして野鴨は南へ向かう習慣を忘れ、3年が過ぎました。
ある冬、老人は亡くなりました。
老人のあてがいぶちのご馳走に慣れ、野生をなくしてしまった鴨たちは、まるでアヒルのように肥え、羽ばたいても飛べなくなっていました。そこへ近くの山から雪を溶かした激流がなだれ込んできました。ほかの鳥たちは丘のほうへ素早く移動しましたが、かつてたくましい野生を誇った鴨たちは、なすすべもなく激流に飲み込まれていきました。老人からのえさを目的として集まっていた渡り鳥は、全滅しました。
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なにが本人にとって、また組織にとっての幸せか。成長は会社や上司が与えるものではなくお客様から受け取るものだと思っています。会社はその成長の「きっかけ」を作るだけなのかもしれません。
お客様の電話の報告を受けて私もまた嬉しく思いました。
正しさを怖れず真っ直ぐ指導して仕事の喜びを受け取ってもらいたい。と、今日もお客様からのお便りを読みながら想いを強くしました。










