時代の転換期
ええっと・・・。
先日、NHKの「自動車革命」という番組を見ました。
衝撃的な内容でした。
いま、アメリカではオバマ大統領が環境視点から捉えた「グリーン・ニューディール政策」を推し進めています。
地球環境に考慮しながら経済復興も目指していく政策です。
それには世界的な巨大IT企業グーグル(Google)も絡んでいます。
「将来、各家庭のソーラーパネルにより家庭内電力とEV車(エレクトリックビークル=電気自動車)のバッテリー充電を行なうようになる。
そして夜間は、出勤から帰宅したEV車の余った電力を家庭内に送る。
それでも足りなくなったら、電力が余っている家庭から足りない家庭へと供給送電する。
その各家庭の電力パラメータを、インターネット網を使ってIT企業グーグル(Google)が全てを管理するバイパスとなる。
つまり世界的な巨大IT企業はネットを通じて世界的な電力公社となる。」
これをスマートグリッド構想といいます。
気宇壮大な計画です。
いまアメリカでは100年続いたガソリン・ディーゼルの時代は終焉を迎え、環境を配慮したEV市場へのエネルギー転換論がメインストリームになっています。
そしてすでに、ヨーロッパ圏内にEV車を投入しているのは創業5年以内に電気自動車を開発まで立ち上げることのできる「ワンハンドレッド」という若い中国企業集団です。
世界の工場として中国に下請け役を担わせてきた代償として、日本の高度な自動車技術はコピー(模倣)され、さらに日本よりも技術力を大きく上回る国内産業へと発展させてきました。
さらに、電気自動車のバッテリー燃料である「リチウム」資源を豊富に保有する中国が、日産自動車幹部に自動車技術の更なる情報開示を交換条件としてリチウム資源の提供を持ちかけているシーンが印象的でした。
もはや「技術力」としてのお家芸はお株を取られた形になりました。
そして、資源を持たない日本のおかれている状況はかなり深刻だと思います。
実際に中国に行って感じることは、モチベーションが高く上昇志向のある国民性と、いまだに世界の「潮流」にいると錯覚した日本人とのギャップです。
以前、当社に面接に来て内定を出した方は、入社前の社会人としての心構え(うちは少し厳しい?)をお伝えした翌々日に入社辞退の連絡がありました。
「またしばらく就職活動を続けたいと思います」
まどろみの中で青い鳥を求めさまよう若者と、世界の中で沈んでいく日本人のブランドとプライド。
しかし、その中でもクリエイティブマイナリティ(創造的な少数派)として、この日本のモーター業界に寄与する起爆剤として、当社が担うべきことはまだまだあると信じています。
NHKの番組を見て、久しぶりに熱く震えました。
