いまそこにある現実
ええっと・・・。
先日、取引先と食事に行った帰りのことです。
車でしたのでお酒を飲むつもりはなかったのですが、お付き合いで一杯だけいただきました。
もちろん帰りは代行運転で帰ることに・・・。
夜10時前でしたので、代行運転の車もすぐに見付かりました。
お隣で運転されるドライバーの方が大きな無線で行き先を告げています。
いまや携帯電話人口は1億人を超える時代です。
(なぜ無線を使っているんだろう?)
と疑問に感じました。
「携帯電話よりも無線の方が便利なんですか?」
と私が聞くと
「お客さん、信じられないかもしれないけど、携帯電話を持てない人が多くてね・・・。」
とドライバーさん。
最近はタクシー業界も干上がりで、ましてや代行運転業にもその波は押し寄せているとのことでした。
「夕方6時から出勤して早朝4:00まで10時間待っても、1件もつかまらない日もあるのよ。
それでも最低保証賃金は¥3,000出るけどね・・・。
よく考えりゃ時給300円だよ。よそは出ないところもあるみたいだけど・・・。」
街に少しだけ深く「触れ」ると今の日本経済がリアルに見えてきます。
どの新聞にも書かれていないリアル。
夕食時に民家から竈(かまど)の煙
が立つのが見えず、民の困窮を知って租税を3年間免除することを決めた仁徳天皇は歴史に名を刻みました。
たっぷり徴収したあとの税金の一部を「定額給付金」という名で「施す」大臣は、はたして歴史に名を刻むことはできるでしょうか。
いずれにせよ、突風レベルの中で立ち続ける覚悟が試される時代になりました。