「座敷わらしとの約束」
ええっと・・・。
先日、ブログを通じてメディアサーカスの作間社長さんより本をいただきました。
「座敷わらしとの約束」
http://ameblo.jp/ases/page-4.html
という本です。
とてもスピリチュアルな内容ですが、笑いもあり、感動もありのノンフィクションです。
著者は横山正美さんという方です。
離婚、シングルマザー、社長業という過程を得て、著者が「座敷わらし」が現れるといわれる岩手県の有名な宿に泊まりに行くことから物語は始まります・・・。
著者は「座敷わらし」と出会う不思議な体験をします。
そして「ある約束」をします。
自分が「本当に生きる意味」を見つける約束。
実は著者は、12年前に心臓病を患ってこの世に生を受けた赤ちゃんを出産しました。
1歳のお誕生日を待たずして心臓の手術を受け、手術は成功します。
しかし、術後痙攣から赤ちゃんは脳死状態に陥ってしまいます。
運命を受け入れることができず、「植物状態でも生きていてくれるだけでいい!」という強い思いから、ICUで何十本もの命綱に繋がれている赤ちゃんの体温を確かめ「生」を噛み締めていました。
そしてある時、熱を出した赤ちゃんに病院で座薬を入れる機会が訪れます。
『お薬を入れようとした私は、凍りつくような衝撃とともに現実に引き戻されたのです。
赤ちゃんの肛門は全開していたのです。
私の子の肉体はすでに死んでいたのです。
私の心と体は震えあがりました。
私は一体、何をしていたのか!
私の「生きていてほしい」という「エゴ」だけで、そのために今日までこの子は生きてくれていただけ。
この子は人工的に生かされていただけだったのです。
私はまたしても私の自分勝手で赤ちゃんの声を聞いていなかったのです。』
(*本文より抜粋)
著者は
「ママ、もういいよ、ありがとう」
という赤ちゃんの心の声を聞きます。
母親である著者はICUから一般病棟へ戻ることを決め、赤ちゃんと最後のお別れをします。
それから
「ママだけが決してしあわせにならないからね」
と強く約束して、人生の波に飛び込んでいくことになります。
離婚、シングルマザー、過酷な経営の世界と「自分だけがしあわせになることは許されない」という呪縛にとらわれながら・・・。
この物語は喪失と再生の物語です。
「ノルウェイの森(村上春樹著)」を読んだ時の頃を思い出した私は、この本を送っていただいたメディアサーカスの作間社長に手紙を書いています。
著者のあとがきに書かれています。
「愛そのものの彼ら(座敷わらし)に愛を贈る必要などありませんでした。
子どもたちはいつでも私に微笑みかけているからです。
しかし、子どもたちをとりまく大人たちは「愛」に基づいて生きているでしょうか?
大人たちこそ「愛」を必要としているのではないでしょうか。
きっとあなたもその昔、「愛」よりも頑張ることや我慢を強いられた子どもだったのではないですか?」
自然のままに心を解放して生きることができれば、もっと自分らしく生きることができるはず・・・。
日常に埋没して見失ってしまうことに危機感を感じながら、「本当の生きる意味」の考えるきっかけを与えてくれた一冊でした・・・。

