川席での風景
ええっと・・・
今日はその昔、大変お世話になった恩人と昼食をご一緒させていただきました。
場所は創業380余年の「ふなや」という老舗旅館。
皇室の方々をはじめ、夏目漱石や正岡子規ら文人の宿泊した由緒ある宿です。
そこは小川が流れるちいさな自然庭園の中に川座敷が用意され、そこで会席を楽しむという趣きのある場所でした。
ちなみに夜の雰囲気はこんな感じ・・・。
この川席で色々と昔話に花が咲きました。
この方は現在、上場企業の部長さんです。私がお世話になった時は次長でした。
右も左もわからない駆け出しの頃は上司命令を忠実にこなす、ということが私の至上命題でした。逆にそのほうが楽でした。
しかし、この方の部下になった時はよく、
「○○の件だけど、小田君ならどうするかな?」
「えっ?そうですね~?う~ん・・・(・Θ・;)。コレコレこうしたらどうでしょうか・・・?(不安げに)」
「そうだね、じゃあ基本は任せるから、このやり方をベースにこうしたらどうかな?」
というようなやり取りをよくしていました。
実際には与えられたヒントが基になっているのですが、自分の考えで行動できた、という自信がどんどん付いていきました。
つまりイケイケの駆け出しから「思考する中堅」に脱皮させるための「気付き」と「うながし」の指導教育。
今、経営に携わっていて、この方のエッセンスは私の中で非常に大きな糧になっています。
それは「信頼」と「委譲」のバランス
小さな会社経営をするにあたって、売上の多くを占める得意先や案件を任せることは非常に怖い時があります。
小さな会社はキャッシュの内部留保率も低いため、もし誰かに任せて失敗すれば<売上=即・資金繰り>に影響するからです。
でも、それでは人は育たない。
私は不安な気持ちになる時、この方の気持ちを思い出すようにしています。
この方には一生かかっても恩返ししきれないほどの大きな恩恵を受けました。
唯一私にできるとしたら、この「信頼」と「委譲」を忠実に重ね、経営を通じて人財教育にさらに還元していくこと。
それがいつか、この方への恩返しになればいいなと思っています。