お姉ちゃんだったママは
小さな頃から真面目でしっかり者の
頑張り屋さん。
だから
決めたことに対しては
やらないと気が済まないタイプでは
ありませんでしたか?
妊娠したらもう私だけの身体ではない。
自分の命よりも愛おしい存在ができた。
子どもが第一優先。自分は二の次。
食事はわんこそば並の立ち食い。
トイレも落ち着いて入れない。
さっき替えたばかりのおむつにまたうんち。
母乳の為にはしっかり食べないと。
手早くお風呂。今日は髪の毛が洗えなかったな。
遅くても9時には寝かさないと。
こんなに疲弊した状態で
いいママはイライラしない笑顔のママ
子どもの成長はママの関わり方次第
そんな文言を目にしたら
・・・
ぶっ壊れます。
手際良く出来ない私はダメだ。
何をやっても上手くいかない。
こんな私がママでごめん。
私なんていない方がいいんじゃないか。
別の人に育ててもらった方が
幸せなんじゃないか。
思考はどんどんエスカレートします。
笑った方がいいのは分かってる。
けど笑えない。
「楽しなよ」って意味分かんない。
どうやったって無理でしょう?
笑って幸せな育児をするつもりで
出産したのにな。
ただそれだけのことがこんなにも難しく
こんなにも悔しくて悲しいものだなんて。
退院時に助産師さんから言われた
「赤ちゃんはロボットじゃ
ないんだよ」
私、そのひとことが未だに忘れられなくてね。
これだけやったからこれだけの結果が出る。
通用しないものがあるということに
ハッキリ気づくのが
この育児というタイミングだったんだ。
いいところ、好きじゃないところ
どんなあなたであっても
今ここまで
確かに生きてきたんです。
きちんと・しっかりはもちろん素晴らしいこと。
ただ
苦しくなるまでするものじゃないということ。
頑張って
笑おうとしなくていいよ
手を抜いても大丈夫だからね。