娘は
気温や湿度が上がるこの時期から
腕や脚に湿疹が出やすく


汗をこまめに拭き取り
薬を塗って対処している


ところがなかなか疾患が治まらない





患部にガムテープを貼っていたことに
気がついた。





娘曰く
ネットで調べた
夜掻きたくなかった




ひとりで何とかしようとしていたんだ。






話聞いてあげられてなかったんだなぁ。




私が薬を強くするのに抵抗があって
「もう少し続けて様子みよう」と
言ったことを思い出した。




でも治まらなくて
嫌だったよね
しんどかったよね
苦しかったよね




分かってもらえなかったの
すごく辛かったよね





後ろから肩を抱いて
ひたすら背中をさすりつづけた。





我慢していたんだね。

そこまでとは気づかなかった汗




お母さん何かママに言いたいことあったら
      伝えてほしいんだ。





沈黙の後

「寂しかった」と嗚咽し出した。






優等生タイプの娘




小さな頃からいつも
「ママ大丈夫?」
「ママ大好きだよ」って
何度も手紙をくれて励ましてくれた。




大きな困り事もなく
すくすくと育ってくれた。




私の目は
ついつい手のかかるきょうだいに
向いてしまったけれど、



不平を漏らすこともなく
優しくお手伝いしてくれた。





本当は寂しかったよね。




患部にガムテープ貼って
必死に辛い気持ちも一緒に
抑えていたんだよね。。




助けてのサインだったんだね。





・・・





私も痛いほどに分かっていたはずなのに



高校生のとき
突然アトピーになった。



心配した母が

何処かから自然食品を取り寄せたり
温泉に連れていってくれたり




たくさん手を施してくれたのに
4年程改善することはなかった。




カールおじさんみたいに口の周りが
真っ赤に腫れ上がり
外に出るのも苦痛でたまらなかった。




こんな状態耐えられない。
でももうこれ以上お母さんに
心配や迷惑はかけられない。



とうとう限界がきて
ウン十万の(詳しい値段は忘れた)
学生ローンを組んで
内緒でエステに通った。




甲斐あって完治をし、
就職してから3年間返済し続けた。




あの時言えなかった私と一緒じゃん。




私は何を学んできたのかな。





でも気づいた今からやり直せばいい。




もう誰のことも責めない。




明日帰宅したら皮膚科行こう。