皆さま、こんにちは。
11月でもパッションフルーツなど食している台湾ですが、さすがに涼しくなって参りました。
日本も紅葉まっさかり、コロナ感染も落ち着いていい感じですね。
さて先日ですね、八字鑑定を行うにあたって、非常に驚愕したケースがあったので、私の話しを聞いてもらえませんか
クライアントは標準時間の22時5×分お生まれの方で、今まで何人もの鑑定士に見てもらったが、戊申日なのか翌日の己酉日なのか人によって違うことを言われるとおっしゃるのです。
私としては「それはまあ、ご本人の出生場所の経度を調べて、その出生年月日のその地点の真太陽時を割り出せばハッキリしますね~」と思いました。
それで、その方の出生場所の経度を調べたら140.869980でした。
だから、その日の経度140.869980地点の日本標準時間22:5×を調べたところ真太陽時の23:33でした。なので、間違いなく己酉日ですね、とお返事しました。(旧暦の日付変更時刻は真太陽時の23時00分)
つまり、議論の余地なく「己酉日甲子時」です。
するとそのクライアントからまた、他の四柱推命の占い師に「戊申日の甲子時で確定」と判断されたことがあるとのお返事が…。
…はっはっはぁ~
私の見間違いか…?
「戊申日の甲子時」とは
なんでそうなるのかしら…
そもそもこの世に「戊申日甲子時生まれ」の人は現在過去未来、一人もいませんが…
つまり「戊申日甲子時生まれ」なんて人はこの世に存在しません。
旧暦(農民暦)の巡りには一定のルールがあり、それは古来より自動的に決まっているのです。
戊日の子時(真太陽時23時からの二時間)は必ず壬子時です。
そして己日の子時は必ず甲子時です。
時柱の出し方はこれだけです
しかし、この度のあまりに斬新な?時柱の出し方にものすご~くビックリしたので、ワタクシちょっとネットで調べてみました。
するとなんと
子時(23時~01時)の天干の出し方として、「早子と夜子」とか「朝子刻と夜子刻」とかに二つに分ける流派?があるではありませんか
それで、別々に子時の天干を出すですとぉ~
(香港の中国語ウェブページでも見かけた)
これまた、椅子から転がり落ちんばかりに驚きました。
私が長年習ってきたものと全く違うではありませんか~
で、思わず老師に確認してしまいましたよ
すると老師から即レス
完全錯誤
→完全に誤り。
古代中國人本來就沒有分早晚子!早晚子是24小時時制的西方時間分野
→古代中国人は早晚子(刻)を区別しない。早晚子とは24時間制の西洋時間の分野だから。
會分早晚子,是在宋朝時,天文學家所提出來的,但是不屬於八字學論述
→早晚子を分けるのは宋朝のとき、天文学者が提示したものだが、それは八字(四柱推命)の論述ではない。
いや~あんまりびっくりしたので、ちょっと前のめりに書いてしまいました。
早晚子(刻)を区別する流派の方、ご覧になっていたら恐縮ですが、台湾人でキャリア40年の我が老師のコメントは以上です。
ふ~お疲れさまでした(え、誰がお疲れ)
時柱の確定について、話はまだ次回に続きます。
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