皆様こんにちは。
ブログ投稿がお久しぶりすぎて、もはや安否確認の様相を呈していますが、私はここ台北で元気にしております。
ニュースでご存知のとおり、ついにこの台湾でも市中感染が拡大してしまいました。
(食品の買占め、今は収まっています。)
コロナ対策優等生と言われる台湾でも、ほんのささいな隙があればこうなるということで、今日は日本の皆様にも参考にしていただきたく、現地からレポートいたしますね。
発端は、中華航空パイロットのイギリス型ウイルス感染です。
海外勤務を終えたパイロットをいちいち入国後14間隔離すると、ローテーションが回らないので、パイロットはPCR検査を義務付けた上で特例で隔離3日となっていたのです(その後隔離6日に延長され、感染拡大したため一旦は全員14日間隔離措置)。
そして、パイロットらが帰国後隔離のため滞在していた検疫ホテルの従業員と出入り業者が感染しました。
感染拡大が顕著になったのが先週14日金曜日、17日月曜には533人(後日訂正後データ)。
急激な感染拡大の起爆剤
となってしまったのが、万華地区の「おさわり茶芸館」(表現が昭和
)
つまり、キャバクラもどきなのか?風俗なのか?よくわかりませんが…。
この水商売スポットから、感染者がどか~ん、ばば~ん
です。
元々台湾は水際対策が厳しく、私も日本から台湾に入国した後の隔離二週間は毎日警察官から電話がかかってきました。
うっかりゴミ出しでも何でも外に出ようものなら、罰金20万元(日本円で約78万円)以上です。
それでも「蟻の一穴」とはよく言ったもので…![]()
ほんのささいな綻びから、鉄壁の守りもガラガラと崩れます
。
因みに台湾のコロナ対策指揮官(厚生労働大臣に相当)は陳時中さんといい、歯科医出身です。
(台北市長の柯文哲さんも外科医)
ほぼ毎日記者会見で感染状況と対策の進捗を自ら説明しています。
あっという間に、台湾全土警戒レベル3に引き上げ、学校はリモート授業に突入です。
そして、昨日19日は台湾の至宝、オードリー=タンさん記者会見![]()
自ら手を加えた防疫用のLINE公式アカウントの使い方をレクチャーしてくれました。
先週から、街中のスーパー、コンビニ、日用品店、レストラン等あらゆる店が、実名と電話番号を残さないと入店できなくなっていたのですが、
スムーズにできるように、政府でLINEのコロナ対策公式アカウントに手を加えて、店頭のQRコード読み取りで個人情報伝達が可能になりました。(個人情報の収集はコロナ対策用途のみ、28日間後に自動的に消失するしくみ)
このシステムで、感染者の行動と市民の接触リスクを徹底的に追跡![]()
市民の費用負担はゼロ、コストは電信業者が負担します。
昨日の記者会見から一夜明け、本日20日(木)わたくし、マックに朝ごはんを買いに行きました。
入り口にQRコードがあり…、「疾管家」という政府コロナ対策公式アカウントを開き、読み取り→ショートメッセージ画面が開く→送信で完了です。
あとは入り口で検温とアルコール消毒で入店
ふ~
、台湾怒涛のコロナ制圧作戦展開中
。
もちろん決して台湾が100点満点なわけではないです。
ワクチン足りなくて接種は進んでいません。医療体制の整備も追いついていません。
学校だっていきなりリモート授業になり、ハッキリ言って準備間に合っていないです。
でも、とにかく爆速でスタート
。
もうね…、個人情報保護とか、私権制限問題とか二の次です。
リモート授業も「できる」「できない」の話しじゃなくて、「やる
以上
」です。
でもね、台湾の対応を見ていて一つ思うことがあります。
皆が恐れていることは、批判でも準備不足でもないんです。
批判なんて誰が何しても、必ず不満の声は上がるものです。
ともかく
「このタイミングでコロナを制圧する」ことが全てに優先する、この一点に関しては政府と国民のコンセンサスがあるなと私は感じます。
台湾の教訓や対策が日本の参考になればと願っています。
以上、現場からお送りしました~
。
次の「アタシの台北」は、こういう緊迫したのじゃなくて、のんきな食レポにしたい…
。
