毎度ながらご無沙汰しております。m(_ _ )mこちら台湾は台風襲来直前の厳戒態勢ですが、日本の皆様はいかがおすごしでしょうか?ニコニコ

さて、今年の2月に台湾南部で地震があったのを皆様憶えておいででしょうか?その節は当ブログにもお見舞いのコメントありがとうございました。ドキドキこのときの地震で目だって被害が大きかったのは、手抜き工事で倒壊した台南の維冠金龍大楼のみで、ここだけで115人もの方が亡くなった痛ましい惨事でした。あれから五ヶ月、この度地震発生から55時間も瓦礫の下敷きになりながら奇跡的に救出された男性が、治療とリハビリを経て遂に先日6日に退院の日を迎えたというニュースがありました。

ニュースはこちら(中国語ですが)

この男性李さん、片足をなくしながらも懸命につらいリハビリに励んできましたが、ついに退院して先ず一番にやらなければならないと思っていることは、あの地震で命を落した彼女と「結婚」することだと語ったそうです。

死者との結婚?えっ

最近は少なくなりましたがこれを中華圏では「冥婚」と呼びます。

李さんの話によりますと、恋人だった彼女は地震の際にすぐそばにいながらも瓦礫の下で息を引き取ったそうで、瓦礫の下でずっと彼女の為にお経を唱えていた李さんでしたが、彼は救出された後に彼女と結婚する夢を見たといいます。(ノ_・。)

そして退院を機に、彼女の実家からも「娘と冥婚して欲しい」との申し入れがあり、この結婚を決めたそうです。

どういうことかというと、中華圏では先祖供養の習慣が根強いのですが、父系社会なので未婚で亡くなった女性は実家の先祖代々の墓に入れてもらえないそうで、両親が亡くなった後は供養する人がいなくなるのは不憫だと考える人が多いのだそうです。

そこで「冥婚」をして、生きている独身男性にお嫁さんにもらってもらい、以後その嫁ぎ先の嫁として供養してもらうという風習なのです。

ま~ね、私も長らく台湾に住んでいても、「冥婚」は目撃したことはありませんが…。あせる

ただ、ときどきそういうニュースは見かけます。報道によると、「冥婚」の儀式や披露宴は通常の結婚とほとんど同じだそうですが、当然、法律上の結婚ではないとのこと。

ただ、「未婚で亡くなった女性が安心してあの世にいけるように」という親心らしいです。

「ではてなマーク死者と結婚しちゃったら、お婿さんはその後はどうなるの?」という疑問もあろうかと思うのですが、そこらへんはけっこうおおらかなのがチャイニーズです。べーっだ!

別に、他の人ともう一度「冥婚」しちゃってもいいし、生きている人と結婚してもかまわないそうです。ただ、生きているお嫁さんは家計図上では「後妻さん」となるのだとか。

ちなみに、李さんのように恋人が亡くなった場合に冥婚するのは普通の心情として理解できますが、世の中には幼くして夭折したり相手がいないまま未婚でなくなる女性もいるわけですよね?

その場合はどうするのかというと、一説には…。

赤い封筒(紅包)に本人の遺髪や写真やプロフィール、お金などを入れて、こっそり道端に置き、独身男性がたまたま通りがかってそれを拾うと、すかさずそれを見ていた親族が現れて「ご縁のある方、ウチの娘と冥婚して!」お願いするという、ウソのようなことがひと昔前までは行われていたそうです。(今でも田舎ではありうるとか)叫び

それを聞くと冥婚する男性は非常にツイてないと同情してしまうかもしれませんが、実は案外と特典も用意されているようです。グッド!

結納品が贈られたりするし、冥婚をした後は男性の運気がアップするとまことしやかに言われているんです。もう亡くなっているお嫁さんのことを中国語で「鬼妻(幽霊嫁という意味)」と呼ぶのですが、鬼妻は名前のイメージとは反対に「旺夫」といって夫を盛り立ててくれるのだそうです。

実際、「4度も冥婚をして仕事運はバッチリ、生きている本当の奥さんとも夫婦仲良好なんだ~チョキ」とインタビューに答えてる男性の記事も読んだことがあります。

というわけで、もうすぐあの世の扉=鬼門が開いて死者オバケが戻ってくる旧暦の7月だし(8月7日から)、ちょうど大地震で九死に一生を得た李さんの「冥婚決意」ニュースを目にしましたので、ちょっとディープ台湾をご紹介してみました。(・∀・)
沖縄地方の方は台風警戒してくださいね!本州の方は夏バテしませんように!
台湾もこれから巣篭もりの準備です。お風呂に水貯めて断水に備えないと!野菜も高くなっちゃって困りますわ~DASH!

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