今日は久しぶりに断易の解釈について書いてみましょう。(o^-')b
老師の門下生が立てた卦です。おばあさんが緊急入院したその日、安否を問う為に立てました。
卯月戊午日子丑空亡 孫卜
「祖母の容態はどうか?」
坤土歸魂卦:水地比 乾金四世卦:風地觀
【六獸】【伏 神】 【 本 卦 】 【 變 卦 】
朱雀 應妻財— —戊子水 ╳ ——→辛卯木 官鬼———
青龍 兄弟———戊戌土
玄武 子孫— —戊申金
白虎 世官鬼— —乙卯木
螣蛇 父母— —乙巳火
勾陳 兄弟— —乙未土
まず、ファーストステップとしてこの卦の中から祖母に該当する爻を探し出します。占う対象を「用神」と呼びます。断易(五行易)の本を開けば、必ずこう書いてあるはずです。
父母爻=目上の人、両親、先祖…。
従って、この卦の中の父母爻である二爻巳火(下から二番目)が用神、卯木月建が巳火を生じ、日辰も午火なので非常に旺、従っておばあさんに命の別状なし、大丈夫…という解釈になります。![]()
もし入門書の通りに解釈すればね。
でも、実際にはこのおばあさんは入院当日に亡くなっています。
なぜ?!![]()
まず、病人の容態を尋ねるのに得た卦が「水地比」、これは帰魂卦で安否を問う場合は不吉です。しかし帰魂卦は手がかりの一つに過ぎず、判断の決定打ではありません。
実はこの卦の用神、つまり卦の中のおばあさんは二爻巳火父母ではないのです。では、いったいどれがおばあさん(用神)?
すみません…、私の知っている限りでは、その判断方法を書いている書物はありません。それは老師の口伝です。
断易は書物のセオリーどおりに判断できないことがいっぱいあります。私が老師から習ったこと、それは…。
「解釈の時に、固定観念にとらわれないこと、局部だけを見るのではなく必ず全体を見ること。」
言うは易しですが、それを行うことは容易ではありません。
断易は卦を立てて、排卦するまでは誰でも簡単に出来るのですが、解釈には豊富な経験と集中力を要します。たった一つのポイントを見落とすと、結果が180度正反対になってしまうこともあるからです。
私も立て続けに卦を見ると、神経疲労で判断できなくなります。
まだまだ修行![]()
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