先日、トミックスのEF510形がリニューアルされ発売となりました。
1910番にとってはあまり馴染みの無い機関車ですが、自称・貨物屋を名乗る上では買わないわけにはいかず、無事(?)に購入となりました。
今回発売されたものは2012年に増備された0番台の21~23号機をプロトタイプとしており、信号炎管が500番台と同じ位置に変更された車体が新規に作成されています。
もちろんヘッドライトは電球色LED、モーターはM-13採用と、最近のトミックス製品らしくアップグレードされています。
そしてもうひとつ、単品製品と同時に入門セットが発売となりました。
こちらは単品と同じくEF510形増備型と、コンテナを搭載したコキ106形が2両入った3両セットとなっています。
トミックスの3両セットシリーズは、機関車の手すりが省略されていたりと初心者向けアイテムではありますが、貨車やコンテナはセットオリジナルの番号になっていたりして、コレクターアイテムでもあります。
そしてこのEF510形のコンテナ列車セット、今回発売されたのもとは別に、内容が違うものが過去に発売されていたのはご存じの方も多いと思います。
リニューアル発売記念に、その変遷(?)を見ていきたいと思います。
以前発売されたEF210形の3両セットも同じように拙ブログでご紹介してますので、手前味噌ですがよかったらご覧ください。
まず最初に発売されたのは、品番〈92417〉として2011年11月に発売されたものです。
実は購入したときのことをブログに書いています。
11年半も前のことで全く覚えていません(笑)
このブログ、そんなに続いてるんですね…(^_^;)
内容はEF510形とコキ50000形が2両です。
機関車のナンバープレートは2・3・4・5が付属。
貨車の番号はコキ52867・51938、コンテナは両車とも30A形で、220・1031・1038、1040・1122・1139を積載しています。
もちろん、貨車・コンテナとも単品発売のものとは番号が変えられています。
昨年の2022年版カタログまでは本セットが掲載されていましたが、先日発売された2023年版のカタログにて生産中止宣言がなされ、代わりに今回発売された〈98485〉が予定品として掲載されました。
貨車はコキ106形に変更になりました。
最近発売された〈8746〉コキ106前期型2両セットと同じく、JRFマーク・突放禁止表記が省略された近年の姿が再現されています。
機関車のナンバープレートは21・22・23号機が付属(単品と同じ)。
貨車の番号はコキ106-140・282で、コンテナは20E-55・92・107、20G-2069・2645・3231をそれぞれ積載しています。
特に20E形コンテナは単品では発売されていないもので、実物も150個しか製造されていないレアなコンテナです。
金型は20G型と共通のようです。
そういえば、半年ぐらい前に発売されたコンテナ列車増結セットのコンテナも白線が省略されたものが搭載されていましたね。
せっかく古いセットも引っ張り出したので、新・旧機関車を並べてみました。
左:旧製品 右:新製品
(どちらもパーツは取り付けていません)
最初の方に書いたように、一番の特徴は信号炎管の位置です。
旧製品のほうは2~20号機までを再現しており、新製品のほうは21~23号機を再現しています。
信号炎管の位置だけでなく、ライト回りの処理や標識灯掛けフックの有無など、前面の印象も大きく変わっており、完全な新規製品であることがわかります。
近いうちに初期形のリニューアルも行われるのでしょうかね。
そうだとしたらJRFマークの無い現行の姿となりそうですが…。
そして入門アイテムながら侮れない存在であるトミックスの3両セットシリーズ。
最近は“スーパーセレクトセット”っていうらしいです。
今回紹介したEF510形、以前紹介したEF210形のほかにも、貨物列車としてはDE10形のものも存在しています。
さらに過去には、旧製品のDE10形やED75形のものもありました。
いずれも例に漏れず、貨車やコンテナがセットオリジナルの番号になっていて、コレクターとしては是非ともコンプリートしたい製品群となっています。
機会があれば、他のセットについても考察してみたいと思います(既視感)。
では、今日はこの辺で…。