今日はドラえもんの誕生日ですね。
ドラえもんが誕生するのは2112年の9月3日で、今日から90年後です。
日本人のことですから、当日は何かしらのイベントが行われるのでしょうね。
四次元ポケットは無理にしても、ネコ型ロボットは誕生していると思います。
実際にこの目で見てみたいですがちょっと難しそうです…。
90年後の皆さん!このブログ見てる~??
さて、、先月末にTOMIXから貨物関連の製品が多数発売となりました。
自称“貨物屋”の1910番、漏れなく購入です。
貨車と機関車
まずはコンテナ列車増結セットから見てみましょう。
普通のコンテナ列車にも増結セットが発売される時代となりました。
あれ?
フタを開けると、保護用のウレタンシートが敷かれていました。
中敷き発泡スチロールも覚悟していたのでこれは良いですね。
やっと会えました
で、ウレタンシートを退かすと車両が現れますが、3両しか入っていないので寂しいです。
まぁ増結セットですからね。
では基本セットは何なのかといえば、以前発売された入門セットを指しているようです。
1910番もコンテナ欲しさに購入していました。
上下のデッドスペースにEF210形またはEF510形が1両と、コキ100系またはコキ50000系が4両収納できるようになっています。
今回の車両とコンテナも見ていきましょう。上からコキ104、コキ106、コキ107
コンテナ車はコキ104とコキ106とコキ107の3両です。
番号はそれぞれ…
コキ104-2021(2020年東京オリンピック?)
コキ106-794(平安京遷都)
コキ107-1603(徳川幕府創設)
…となっています。
番号は意図的でしょうか(^_^;)
コンテナのほうも見てみましょう。
コキ104には19Dが3個、コキ106には49Aが2個、コキ107には20Dが3個載っています。
番号はそれぞれ…
19D-42401・50056・51745
49A-38010・38059
20D-8277・8381・8896
…となっています。
いずれもこのセットオリジナルの番号です。
まず、19Dは3個とも2014年から製造されている42000番台以降のタイプです。
特に50056と51745は2017年製の最終ロッドで、42401とはハンドル下のステッカーの違いも再現されていて芸が細かいです。
続いて20Dは最近増備されているタイプが搭載されており、既製品と比べると上部の白線が側面中央で途切れており、妻面のものは省略されているのが特徴です。
手元に10年前くらいに発売されたアオシマ製の初期ロッド版20Dもあるので並べてみました。
初期ロッドは大きなJRFマークが特徴ですが、最初期のものはアスベストが含有しているらしく、既に廃棄されてしまっているようです…。
そして49Aですが、今のところ単品では発売されておらず、セットオリジナルのコンテナとなっています。
とはいっても、既製品の48Aと見た目はほとんど同じで、実物では内寸が僅かに拡大されたための形式変更だそうです。
模型では「コキ50000積載禁止」の文字の有無と、JRマークの位置の違いが再現されています。
次に、最近何かと話題のEF66形を見てみましょう。
今回はJR貨物新更新色とみんな大好き27号機の2種類が同時発売。
数ヵ月の延期を経てやっとの発売となりました。27号機はちょうど京都鉄道博物館での特別展示もあったのでタイムリーな発売となったのではないでしょうか。
それと引き換えか、今月発売予定だったEH500形は発売延期になっています…。
箱から出して眺めてみます。
見た感じ良くできています
以前の製品はMADE IN CHINAで、台車からボディまでやたらと油まみれなイメージがあったのですが、今回は完全リニューアルで日本製となっています。
旧製品の27号機も手元にあるので見比べてみましょう。
左:旧製品 右:新製品(パーツはまだ取り付けていません)
旧製品と比べると、腰板が撤去された貨物更新機の特徴が再現されています。
左:旧製品 右:新製品(同)
スカートにはコキ100系用のMRPが追加されています。
ワイパーのアームもリアルになった他、飾り帯もシャープになっていますね。
また、パンタグラフは評判の悪かったプラスチック製をやめて金属製になっています。
しかし…。
新製品()
塗装が全体的に雑で、せっかく造形は良いのに大きなマイナス点となっています。
前面のクリーム色と青色の境目は滲んでグラデーションのようになってしまっており、巷では“横須賀線”なんて言われているようです…。
前面から側面に回り込むクリーム帯には段差が出来てしまっています。
おそらく塗装と印刷の違いでしょうか。
気にしない人なら気にならないかな…
新更新色も同様です。
うーん…
まぁ1910番が手に入れた個体は比較的良品だったと思います。
SNS等を見てみると、もっと酷い個体もあるようです…。
あと、屋根に載っている弁当箱のようなクーラーは別売りなので購入せねばなりません。
なんで付属してくれないのでしょう…。
貴重品(?)のクーラー
なお今回同時発売になったクーラーは旧製品には使用できないようです。
製品名もわざわざ『クーラー2』となっています。
何が違うの?
旧製品のクーラーと見比べてみました。
※新製品のクーラーは治具の上に載せて撮影しています。
上から見ると全く一緒に見えますが…。
下から見ると、“足”の形状が違うように見えます。
新製品のほうが足が短い?
旧製品にもうまく加工できれば取り付けられそうですけどね。
しかし機関車に対して生産数が少なかったのか、どのお店もクーラー2はあっという間に在庫切れになってしまったようです。
そして、取り返しの付かないエラーもあったようで…。
どうやら27号機の列車無線アンテナの位置が説明書と異なっているようです。
旧製品の説明書と見比べてみましょう。
説明書を信じて、既に間違った位置に穴を空けてしまったユーザーさんも多いと思われますが、今のところメーカーからは特に案内はありません。
今後何らかの補償はあるのでしょうか。
なおTOMIXのEF66形は車体と屋根が一体成形なので、屋根だけを交換することはできません。
仮に交換するならば車体まるごとになります。
かなりの大仕事になると思われますが、ぜひユーザーの声に応えて欲しいですね。
【10/6追記】
トミックスのホームページに製品の仕様についてのお知らせが発表されました。
アンテナの位置については「仕様」ということらしいです。
発売から1ヶ月以上経過していますが、もう少し早く結論を出して欲しかったですね…。
そもそも、新更新色のアンテナの位置にしても正しく合っているのでしょうか…。
付属のナンバープレートは26・30・33・36です。
EF66に限らず、後付けのアンテナ等は車両によって位置が微妙に違うことはよくありますから、本当に拘るならば1両1両実物を確かめなければなりません。
既にこの世にいない車両なので難しいですが、どうしても説明書を鵜呑みにするのは怖いです…。
とりあえずパーツ取り付けはしばらく様子を見てからになりそうです。
まぁアンテナの位置なんて一昔前ならそこまで気にしていなかったかもしれませんが、模型のクオリティも日々上がってきていますから、その分今までは気にせずに済んだことも無視できなくなってきているんだと思います。
と、長々と語ってしまいましたが、やはり模型で一番大事なのは『それらしく見えること』ですね。
拘りすぎては自分の首を絞めるだけです。
ある程度の妥協は必要です。
趣味で苦しみたくはないですからね。
では、今日はこの辺で…。