2年ぶりに鉄道模型コンテストへ | 1910番のどーでもいいブログ

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日常の出来事をテキトーに書きます。
趣味の鉄道・鉄道模型の話題が多いです。
小学生のころ、“しょうじょう”をたくさんもらった作文のうでを生かしていきたいとおもいます。
あまり期待しないでくたさい。


昨年はオンラインでの開催となった鉄道模型コンテストですが、2年ぶりに東京で開催される運びとなったので行ってきました。
このような状況下ですが、事前予約制かつ2時間入替え制など感染対策を行った上での開催となりました。

コロナなんて無かった2年前の様子はコチラです↓



今回の大会は二部構成で、先週には福岡にて九州大会が開かれていました。
本当は九州へも行きたかったのですが、状況を考慮して泣く泣く断念。。

そして東京大会の会場は、いつものビッグサイトではなく、新宿住友ビル三角広場です。
一番近いのは大江戸線の都庁前駅ですが、新宿駅西口から徒歩10分ほどなので歩くことに。
改札口で181氏と合流し、2人で会場に向かいます。


新宿住友ビル


天井はガラス張りで、天気もよかったので自然光の下で作品を鑑賞することができるのが新鮮です。


会場内の様子


予約した時間となり、いざ入場です。
感染症対策の一環としてか、モジュール作品は繋がれずに置いてあるのがこれまた新鮮です。


これはこれで作品をじっくり見られるのでいいかも



では、現地で1910番的に気になった作品をちょっとだけ紹介してみます。
本当は全部紹介できればいいんですが膨大な数になってしまいますので…。


まずはモジュール部門です。

最初に目についたのは、関東学院中学校高等学校の作品です。

トンネルに囲まれています

日本一の秘境駅との呼び声高い小幌駅がモチーフとなっています。
放棄され封鎖された旧信号所時代のトンネル坑口がいい味出してます。

線路際のアクセサリーがいい味出してます


続いて奈良学園中学校高等学校の作品。
空中を索道が跨いでいます。

索道が目立つ

索道の縮尺は大きめですが、上から見る機会が多いのでいい感じにデフォルメされていると思います。
モデルは高野山に過去に存在した索道で、支柱は自作したそうです。

搬器もリアルです


お次は立教新座中学校・高等学校の作品。
東南アジアのスラム街を再現したそうです。

漂う東南アジア感

汚い川の表現が実にリアルです!

臭そう(笑)


お次は都立戸山高等学校の作品。
中央西線定光寺駅がモデルのようです。

高さのある作品です

廃業したホテルの表現が廃墟好きにはたまりません。

割れたガラスの表現がリアル


お次は灘中学校・高等学校の作品。
モチーフはベトナムにあるロンビエン橋とのことです。

背景も雰囲気を引き立ててます

トラス部分はレーザーカットによる自作だそうです!
濁った川の表現もいい感じです。

こちらも臭そう(笑)


お次は八洲学園高等学校横浜分校の作品。
京急の多摩川橋梁ですね。

見てすぐわかる京急感

説明を見なくても分かるほど、うまく表現されています。
橋梁上にある転轍機も上手にデフォルメされていて、信号機は実際に点灯可能とのことです!

点灯してるところ見てみたかったな


お次は栄東中学・高等学校の作品。
東海道線根府川~早川間がモチーフのようですが…。

山の斜面に注目

何より気になるのは斜面を走る農業用モノレール(笑)
遠近感のある山の表現やトンネルの横の配管のアクセントもいいですね。

少ないスペースで山の高さが表現されてます


お次はサレジオ学院高等学校の作品。
こちらも東南アジアの街の風景を再現したそうです。

こちらも漂う東南アジア感

ごちゃごちゃとした道路や電線の表現、紅白模様の踏切遮断機などがリアルです。

スラム感満載です


お次は城北高等学校の作品。
こちらも説明不要でわかる、鶴見線の浅野駅ですね。

見てすぐわかる鶴見線感

小さな駅でもいざジオラマにしようとすると意外とスペースを取ってしまうものですが、うまくデフォルメして限られたスペースに収められています。

無理せず詰め込まれています


お次は島根県立江津高等学校の作品。
廃線となった三江線の宇都井駅ですね。

宇都井駅

肝心の本線は完全に地下に隠れてしまっていますが、宇都井駅を作るんだという心意気が見て取れます。
駅舎は既製品ではなく完全な自作で、階段の段数まで忠実に再現しているそうです!

宇都井駅よ、いつまでも…


モジュール部門、最後に紹介するは白梅学園清修中高一貫部の作品。
シンプルですがコーナーをうまく活用している作品です。


田圃や山、それに続く道路など、すべてがバランスよく表現されていると思います。

みんなこの角度から撮影していました(笑)


続いて一畳レイアウト部門へ。
その名の通り、畳一畳分のスペースに展開するレイアウトです。

まずは鉄道学校でもある常連の岩倉高等学校。
伊豆をテーマにしているようですが、線路が二度周回する、走らせて楽しいレイアウトとなっています。

走りを楽しめるレイアウト


こちらも常連、都立大崎高等学校の作品。
こちらは線路の半分以上がトンネルの中ですが…。

景色を楽しめるレイアウト

主役はこの赤い鉄橋。
球磨川第一橋梁がモチーフのようですが、ペーパークラフトによる自作だそうです!

ペーパージオラマ部、さすがです!


最後はモジュール部門でも出展している白梅学園清修中高一貫部の作品。
こちらは打って変わってメルヘンな雰囲気で、某ジブリ作品がモチーフでしょう。

「飛べない豚は…」のやつですね

列車の最後尾に載せられた荷物。
主人公が乗る戦闘飛行艇でしょうか。

これはきっとサボイアS.21試作戦闘飛行艇


お次はHO車輌部門です。
自作のHOスケール車両達が出展されています。

まずは翔洋学園高等学校の作品で、現代チックな操重車です。
巨大かつ複雑な構造ですが、どのように製作したのか気になります。

大きなHO、さらに大きいです(笑)


続いて群馬県立高崎高等学校の作品。
ホキ800形ですね。

シンプルなホキ800ですが…

人形も乗せられ、今まさにバラストが散布されようとしています。

人形が乗っていると生きているように見えます


そして私立武蔵高等学校中学校の作品で、E4系新幹線と大阪メトロ70系

E4系はちゃんと8両あります!

E4系の複雑な形状が再現されています。
そして同じ縮尺で作られたというミニ地下鉄の小ささが際立ちます(笑)

この並びを考えた人、ナイスです!


続いてT-TRAKジオラマコンテストの作品も見ていきます。
こちらは一般参加の作品です。
ダイジェストでいきます!

流しそうめん

千葉の某所かな

洗濯物の表現が生活感があってリアルです

バスがターンテーブルで廻ってます

電飾も効果的な工業地帯

立体感のあるボックス作品
別の角度から見るとシールドマシンが!

対角線に横切っていく高架線がいいアクセントです

貨物扱いのある小さな駅
自然光がいい感じに差しています!

コンテナハウスが…(笑)

何か物語性がありそうです

実際にスーパーボールすくいをやってました(本当に)


最後に、ミニジオラマサーカスなるものを見ていきます。

ミニジオラマサーカスとな

KATOのミニジオラマベースを使用した作品で、手のひらサイズの作品となっています。

ミニジオラマベース

小さな作品が繋ぎ合わされ、まさにサーカスのようです。

それにしても…

美味しそうな作品ばかり(笑)

ドライブスルーかな

小さくても物語性がある作品となっています


小さくても、工夫次第でさまざまな物語性を持った作品を創ることができるのですね。
これも鉄道模型の面白いところだと思います。


さて、コンテストなので例年通り各部門の作品への投票がありますが、今年はアプリを使っての投票となっています。
会場内で直接やり取りする必要がなく、さらに言ってしまば会場にいなくても作品を鑑賞・投票することができます。
コンテストが終了したあとも過去の作品がアーカイブされているので、いつでも鑑賞することができるのも嬉しいところです。

アプリはこちらからダウンロードできます↓ 


ぜひアプリをダウンロードして、紹介できなかった他の作品も見てみてください(^_^)/


最後に、主催者であるKATOのコーナーを覗いてみます。
新しいコントローラーを開発中らしいです。


あの形とな…

試作品が置いてありました。
確かに“あの形”っぽいです。

マスコンキーまで再現されています
鍵無くしたらどうしよう…(笑)


あとは物販コーナで開催記念品とかを購入し、会場を後にしました。
あっという間の2時間でした。

2年ぶりに現実世界で開催することができた鉄道模型コンテスト。
モデラーの端くれとして、来年も無事に開催できることを祈っています。
次回も九州大会があるなら、ぜひ九州へも行きたいところです。


では、今日はこの辺で…。