水戸線のE501系を徹底的に見る③~E501系の特徴~ | 1910番のどーでもいいブログ

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小学生のころ、“しょうじょう”をたくさんもらった作文のうでを生かしていきたいとおもいます。
あまり期待しないでくたさい。


『水戸線のE501系を徹底的に見る』本編第3回目でございます。

前回まではコチラ。

導入回:序章
第1回:概要
第2回:209系との違い

前回はベースとなった209系との違いを見てきました、今回はE501系の見た目で分かる特徴を見ていきます。


まずは車内の様子です。

構造やレイアウトは209系と同じですが、青と緑の鮮やかな座席が目立ちます。



車内の様子(モハE500-10)


これは、常磐線沿線の筑波山と関東平野霞ヶ浦をイメージしているという説と、常磐線の快速電車中距離列車のラインカラーをイメージしているという説がありますが、前者の説が有力のようです。
鉄道ファンの新車ガイドでは前者らしき説明があります。

優先席は首都圏で一般的な配色ですが、登場当時は座面の色が一般席と同一だったため、端部分にその名残があります。


優先席


5両編成のクハE500(10両編成では両先頭車)には、後付けでトイレが設置されています。


トイレ設置部分


トイレの扉はボタン操作による自動扉で、色はE531系と同じくピンク系です。

設置スペースの関係で、床面積はE531系より狭いです。


トイレの扉


トイレを外から見たところです。

側窓は塞がれ、下にはトイレタンクが設置されました。



側窓が塞がれ床下にはタンクが設置されている


続いてパンタグラフ回りです。

概要でも述べましたが、現在はシングルアームパンタグラフが設置されています。

遮断器には従来のABB(空気遮断器)に代わってVCB(真空遮断器)が採用されています。



モハE501のパンタグラフ


2位側、パンタ下の雨といには謎の膨らみ、窓下には謎の突起があります。

これは妻面に配管があり、屋根に昇るステップを付けられないため、点検などの際に梯子を取り付けるためのものです。



パンタ下の2位側


また、パンタ下には他の車両にはない側灯が2つあります。



パンタ下にある2つの側灯


上のものはVCBが“切り”状態の時に橙色に点灯します。



VCBが切りの時、上の側灯が橙色に点灯する


折り返し駅などで交直切替のテストを行っているときなどに点灯しているのを見ることができます。

下のものは点灯しているところを見たことがありませんが、故障表示灯と思われます(曖昧ですみません)

モハE501には側灯が合計4つあることになり、側面が賑やかです。


続いて側窓の話です。

登場当時はドア間の窓はすべて固定されていましたが、事故などで停電を伴う長時間停車時の換気を考慮して、一部の窓が開閉できるように改造されました。

構造は同時期に改造された209系と同じです。



開閉できるように改造された窓


車内から見た様子です。



開閉できる窓を車内から見た様子


開閉できる窓は、海側(小山に向かって左側)・山側(同右側)とも、外から見て左側の2ヶ所です。


E501系の目で見て分かる特徴はこんな感じでしょうか。

次回は、製造メーカーや編成毎に異なる部分を見ていきたいと思います。
模型にフィードバックするには何の役にも立たない回になります…。


では、今回はこの辺で…。


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