図書館ボランティアの平凡な日常そして日曜日の終わりに思う #ニチアサ #仮面ライダーのおじさん | NPOの民間図書館  窓口日誌ブログ

図書館ボランティアの平凡な日常そして日曜日の終わりに思う #ニチアサ #仮面ライダーのおじさん

平成最後のニチアサからの一番ホットなメッセージは、

男の子だってプリキュアになれるんだよ!でしょう間違いなく。

そしてそれに対称するもう一つのアンサーは、

男の子だからってヒーローにならなくてもいいんだよ・・・・・・!

そういうことなんだと思います。

 

フェミニズムは女の人が生きやすくなるためのもの(個人の見解です)

女の人が従来のジェンダーから解放され自由な生き方を選べるなら、

それはつまりは男の人だって伝統的な男らしさに縛られなくてもいい。

 

今期の仮面ライダーはこの答えを教えてくれていませんか?

 

普通の高校生常盤ソウゴは仮面ライダージオウに変身する。

そしてソウゴのおじさん(実は大叔父)は時計店クジゴジ堂を営み・・・・・・。

しかしそれはいつ見ても客のいない店!

おじさんは近所の主婦の口コミで「なんでも修理してくれる店」として

古いラジカセとかを修理する毎日。

そしてソウゴたちに朝晩の食事をつくり、お弁当までつくって持たせてくれる。

お母さんですか!?

 

客の来ない骨董店(ウィザード)、客の来ない喫茶店(ビルド)

歴代ライダーにはそんな老後の夢をいち早く実現したようなおじさんたちが、いた。

ライダーメイン視聴者層のチビッ子たちのお父さんの夢ってもしかしたら、そういう・・・・・・。

ヒーローにならない生き方。

 

現実的な話をすると店舗が持ち物件で、賃貸料が発生しないから成り立つわけですよね。

クジゴジ堂のおじさんは自宅兼店舗に間借り人(ゲイツとツクヨミ)を置いていますが、

もともとが親の代から引き継いだ不動産賃貸業である可能性も高いです。

あの自宅兼店舗の他にも近隣に貸家やアパートを所有しているかもしれないですね。

たまに持ち込まれる機械修理だけで暮らしていける道理です。

結局は実家が太いから叶えられる夢の生き方?

まぁそんなこと言わないで。

 

ヒーローにならないおじさんとしての生き方、いろいろあると思うんですよ。

 

仮面ライダーのおばさん(姉さん!)の成功モデルとしては、オーズの知世子さんが挙げられますね。

知世子さんのレストランはいつもお客さんでいっぱい。アルバイトを3人も雇うほど。そうそう、比奈ちゃんも強い女性です(物理)

女性の成功のパターンが多様化すればするほど男性にも生き方の選択肢が増えるのだけれど、

このことをわかってもらえるでしょうか?

(女性がビジネスの世界で活躍し、男性がおもに地域や家庭を活躍の場にしてもいいのです。)

 

ところで今のチビッ子たちは仮面ライダーオーズを知らないんですよね。

2010年ですもんね・・・・・・。

 

ジオウ、2010年オーズ回は大きなお友達を泣かせてくれました。

火野映司が自分を泣かせなくてもいい世界線。胸にさりげなく赤い羽根。

8年がかりで回収される物語。そんなのもありですよね。

 

オーズ本が図書館にあったのでこれを機に時代を駆け抜けた平成仮面ライダーたちについて学び直しを致しましょう。

この種類の本がこんなにきれいな状態で残っていることは稀なのです。

 

 

 

 

通りすがりの大きなお友達だ。メリヤス