NPOの民間図書館  窓口日誌ブログ
情報ステーションの民間図書館は誰でも無料で利用できる民設民営の公共図書館です。

・簡単な会員登録で2冊2週間までどなたでも無料で利用できます。
・運営は6歳から82歳までのボランティア約400名で行なっています。
・蔵書はすべて皆さまから寄贈いただいたものです。

僕らの図書館は本を借りるだけでなく、地域の交流拠点として多くの方に活用して頂きたいと願っています。そんな図書館で地域活性を目指す、まちづくりNPOとして活動しています。ぜひ皆さまのご支援をよろしくお願いします。

情報ステーションについて詳しくは
□ オフィシャルサイト: http://www.infosta.org/
□ 蔵書検索サイト: http://librarylife.net/
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没後50年の人へ 三島由紀夫「天人五衰」に思うこと #豊饒の海 #遺作 #私は四人目だから

「鳴り物入りで生き恥をさらし続ける、それも作家の任務。あにさんはそういう方向を選んでいるんだ」 大江健三郎(死に先立つ苦痛について)


三島由紀夫とは対極(だと私は思っている)大江健三郎の自己紹介であるところのこの一文を、50年後の今日に。


meriyasu


リクエスト全部これ #きめつ #きめちゅ

民間図書館の蔵書入替は、各図書館に備え付けられたこのような「ひとことカード」を参考に......。

 

 

 

図書館ボランティアだから我慢できた。

meriyasu

リクエスト本とお薦め本 #リクエスト #お薦め #民間図書館

民間図書館の蔵書入替です。

今回のお薦めは……。

 

御年90歳にして新作発表中!少女漫画界のレジェンド、わたなべまさこさんによる怪談絵本です。中国の怪奇物語をベースに描かれた絵巻は華やかで、おそろしい。美しいものは怖いのです。

 

 

 

 

こちらはリクエストをいただいていた大岡昇平の戦争小説集。と、その他。

 

クラシックな小説をお好みの利用者さんがいらっしゃる図書館に菊池寛の『無憂華夫人』をセレクトしました。閨秀の歌人として知られた九条武子をモデルにしたとされる作品です。

 

 

 

 

合わせて、こちらも。

大正時代のモダンな絵封筒コレクション。

小説の時代背景的にイメージが重なるかなあ、と。

 

 

 

 

選書は楽しい作業です。情報ステーションのボランティアdayには、たまにこんな作業もあります。本好きさん、いかがですか?

 

今回選書した本が、意外と知られていないけれど?全国にある民間図書館で誰かのお気に入りの一冊になれますように。

 

 

meriyasu

あれから19年 ”9・11以後の世界のための絵本 『綱渡りの男』”

三島由紀夫「天人五衰」に思うこと #豊饒の海 #遺作 #私は四人目だから

一年前の八月に『豊饒の海』、第一部「春の雪」を読み始めてから、ちょうど一回り。

第二部「奔馬」、第三部「暁の寺」と少しずつ少しずつ少しずつ少しずつ読み進めて、

今年の七月終わり、つい先日やっと第四部「天人五衰」を読み終えました。

 

二十歳で死ぬ運命の若者四人の輪廻転生のリレーを記録した長い長い物語は、

三島由紀夫の最後の小説でもあります。

 

物語の一部始終、移りゆく時代と変わってゆく日本を見届ける役割を与えられた登場人物の本多は徹底的に「認識者」として、夭折する者たちを傍観するのみです。

 

三島由紀夫は、あるいは「認識者」であることを拒み「実行者」となるべくしてあのように生き急いだのであるのかもしれず。

 

四人目の転生者、透はその名の通り「透明な存在」となることで生きた肉体を保持したまま精神の安楽死を遂げたのであるのかもしれず。満ち足りて憂鬱な狂女、絹江の胎内に宿った透との子が五人目の転生者となる可能性も私は否定したくなく。

 

「誰も選ばれて生まれてくることはできません」と透の魂を打ち砕く慶子、豪奢な衣装に身を包んだ美しき同性愛者の老婆は、三島が想いを寄せた美輪明宏その人に捧げられた五十年後の予知夢であるのかとも思えて。

 

 

若く美しいまま破滅することを夢見た三島が、もしも生きながらえたならば、あんなに憎んで怖れてさえいた己の「老醜」とどう向き合ったのか?老いることそれでもなお思考し小説を書き続けることそれはすなわち一つの魂の円熟であり完成ではなかったのだろうか?

 

三島と親交のあったらしい石原慎太郎が老いてなお放言暴言を制御しようともしない未熟な姿であるのを目にするにつけ(今まさに世を騒がせている安楽死事件をめぐる議論について)、三島の選択は間違ってはいなかったのかも......。そう思えてしまうのが残念至極ではあるのです。

 

 

乱筆乱文 meriyasu

 

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