i am sam | NPOの民間図書館  窓口日誌ブログ

i am sam

昨夜、テレビの名画劇場で観ました。
2001年のアメリカ映画です。
ノベライズ作品の文庫本が
ちばぎんざ図書館にありました。

見慣れたスターバックスのカフェから始まる
映画はとても可愛らしい作品です。

自閉症で知的障害者の父親が
娘をせいいっぱい愛して育てているけれど
障害があることを理由に
養育者として不適切と判断され
娘と引き離されてしまう。
深刻なテーマではあるのですが
父親のサムの純粋さ優しさと
娘のルーシー・ダイヤモンドの愛らしさ健気さに
心がふわふわとやわらかくなります。
ミシェル・ファイファー演じる敏腕弁護士も
有能だけどヒステリックで家庭不和の問題持ちで
アメリカ映画なんだ…のお約束を感じさせつつ
サムの純粋さに感化され素直さを取り戻していく姿に
やっぱりこうでなきゃの安心感たっぷりです。

ルーシーの名はビートルズの曲名からつけられましたが
サムはビートルズとジョン・レノンの大ファンという設定。
サムと友人たちが一列で横断歩道を渡る場面は
有名なビートルズの写真を思い出させます。

明るい子ども部屋のようにポップな色合いの場面の数々を
小説からも読み取ってみてください。
サムがルーシーに何度も読み聞かせる
緑の卵ぼくはサム…という絵本が気になります^^

byメリヤス




『アイ・アム・サム』竹書房文庫