警視の死角

「子どもっていうのは、悩みごとのまわりをハリネズミの棘みたいなもので覆って、人を寄せ付けないようにしてしまうんだ。子どものそんな力は何度も目にしたことがあるが、何度みても感心するね。大人はなにかというと自分の傷を外にさらすものだが、それは経験を積んで学習した結果の行動なんだろう」


デボラ・クロンビーの警視シリーズ第五弾より引用です。
シングルファザーの警視キンケイド氏が活躍します。
このシリーズは海外ミステリー小説の書架にありますが…

子育て中のお父さんお母さんにもお薦めしたいので
育児や子どもについての本と並べてみようかしらん？



『警視の死角』デボラ・クロンビー/西田佳子訳(講談社文庫)