大学女子駅伝のチャンピオンシップの大会(第28回杜の都全日本大学女子駅伝対抗選手権大会)が次の日曜日(10/24)に仙台でおこなわれる。
このところ数年あまり京都の立命館大と佛教大との2強対決がつづいている。前回はながく立命館大の後塵を拝してきた佛教大が、宿敵を力でねじふせて圧勝、立命館大の4連覇を阻止した。
今回もまちがいなく両雄のマッチアップになる。3位以下をおおきく引き離してしまうだろう。とにかく両チームの力が抜けており、現在の実力ならば、実業団のなかにはいっても優勝争いはムリとしても3位ぐらいは十分にねらえるほどなのである。
佛教大は前回優勝メンバー6人のうち5人が残っている。とくに2枚看板の西原加純、吉本ひかりが健在である。とくに吉本の飛躍は顕著なものがあり、トラックでも10000mの学生記録を更新、11月のアジア大会の代表にもなっている。西原も日本インカレ5000m連覇を果たしている。
立命館大も田中華絵が日本インカレの10000mを制覇、竹中理沙も国体の5000mで2位にはいるなど好調、さらに1年生の藪下明音が絶好調……。小島一恵のぬけた穴を埋めることができれば、佛教大にひけをとるまい。事実、前哨戦の西日本予選では立命館大が圧勝して勢いにのっている感がある。
両校の当日エントリーは次の6人にようになるのではないか。
▽佛教大 石橋、竹地、西原、森知、川嶋、吉本
▽立命館大 竹中、伊藤、田中、沼田、藪下、岩川
ただし区間エントリーについては3区に誰をもってくるかが、いまひとつ読めていない。変動があるとすれば、そのあたりだろう。
両校ともに不安材料がないわけでない。佛教大についていえば、前回は4年生キャップ点として圧倒的なリーダシップを発揮した森唯我のような存在がみあたらないこと。立命館大についていえば小島一恵のように、駅伝になれば絶対……という信頼感あふれる存在を欠くことだろう。
そんなこんなで、よほどのことがないかぎり1~2位は佛教と立命の争いとなろう。焦点は3位からシード権争いにしぼられることになる。そうなると万年3位の名城大を筆頭にして、城西大、城西国際大、白鴎大、京産大、大阪学院大、松山大と候補はひしめきあっており、順位ははげしく変転するだろう。
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